今週は自律反発の動きへ。持続するには市場ボリュームの増加

今週は自律反発の動きへ。市場ボリュームの増加続くかに注目
 今週は、為替も先週のイエレン議長の会見でアメリカの利上げの時期が想定よりも早くなるとの観測から為替が1円近く円安へ動き、日米金利差から円安の流れが続けば、好調な輸出企業の業績をさらに後押しすることにもなり、上昇要因となります。3月9日~15日に外国人投資家が1兆924億円と2005年の統計開始以来の大幅売り越しとなっており、今年になってから外国人の売り越しが続いていますが、欧米に比べて日本株式は割安感が出ており、外国人の売りもそろそろ買いに転じてくるころだと思われます。但し、反発に転じても14日時点の買い残をみると、日経平均が900円近く下落する局面で割安感から買い残が急増しており、商いを伴って反発しないと戻り売りに押され上値は限定的になってしまいます。この1~2週間の好業績の中小型株が大幅下落となったのは、売りが弱いとみた信用買いの投げが大きいと思われます。

今週は、月末までは機関投資家は動きにくいところですが、新年度入りから新規資金の流入期待や週前半は配当取りの物色が相場を支えて自律反発の可能性がありますが、それが持続するためには出来高・売買代金が増加するかどうかにかかります。増加しないて大きく上昇する場合は、これまでのように先物主導による仕掛け的な売買によるものですので乱高下する可能性があります。
昨年の12月30日の16320円の高値から2月5日の13995円まで下落し、それ以降は14000~15000円のボックス圏の動きとなり、この中で14000~14500円の小ボックス圏の中で下限の14000円を試す動きとなっていました。先週は、ウクライナ問題を巡るロシアの経済制裁の動向や中国の景気減速などの海外要因を受けて、薄商いの中を先物主導で乱高下する動きとなりました。先週の日足の動きをみると、17日(月)に14203円の安値をつけ、19日(水)には14663円まで上昇し、翌日の3連休前の20日(木)には14207円まで下げて14224円で引けました。日足でみると、14203円と14207円とダブル底に近い2点底となっていますので、このまま14203円を切らずに14663円を終値で上回れば15000円を目指す形となります。

 先週は、チャート的には割安圏に突入とし、14000~14500円の中で14000円水準以下あれば、まだ買いそびれている人や買い下がっていた人には2回目か3回目の買いチャンスになるとしました。結局、本日の動きをみていると、日足では先週の17日(月)の14203円と20日(木)の14207円をダブル底の形として反発した形となっています。  本日は出来高・売買代金を伴って上昇し、△251の14475円の大幅高となりました。しかし、これまでのように先物主導で主力株が買われたのではなく、下げ過ぎていた中小型株の買い戻しによる全面高となっています。中国の経済指標の悪化やウクライナ情勢の緊迫化にもかかわらず上昇しましたので、買い戻しが終われば反落という可能性もありますので、高値では買わないスタンスが大事です。まずは14663円を上回ることができるかどうか注目となります。
 先週の予測では、14日(金)に▼488の14327円の急落となって短期の売転換が出現したことで今週は乱高下が警戒され、14000円水準を試す局面あれば買いチャンスとしていました。
 週前半はクリミアの住民投票を混乱無く終え、プーチン大統領が「ウクライナの分割を目指していない」と表明したことで緊迫感が後退し欧米株高となったことで、19日(水)は14663円まであって△51の14462円となりました。しかし、3連休前の20日(木)はイエレン議長の予想より早い利上げ発言でドル買い・円安となって買い先行で始まるものの、薄商いの中を先物主導で売られ▼238の14224円と2月6日以来の安値水準で引けました。
 今週は、先週の日足の動きからみると下値を確認する動きとなっており、一旦自律反発の可能性があります。自律反発が本格的な戻りになるためには市場ボリュームの増加が期待されるところです。ウクライナ問題を巡るロシアへの経済制裁の動向や中国の景気減速懸念など不透明な部分がありますが、来週の4月新年度入りや欧米株式に比べての割安感、日米金利差拡大からの円安方向を考えると、そろそろ反発してもおかしくありません。日足では先週17日の14203円、20日の14207円とダブル底の形となっており、19日の14663円の高値を上回ると、目先はダブル底が確定して更に戻りを試す可能性が高まります。逆に14207円を下に切ると14000円水準を試すことになります
 連休明けの24日(月)は、配当狙いの買いや下げ過ぎていた中小型株の買い戻しで全面高となって△251の14475円の大幅反発となりました。一時200日移動平均線(14505円)を上回る14514円までありました。但し、中小型株の買い戻し中心ですので、買い戻しが終わったあとそのまま上昇が続くかどうかは市場ボリュームの増加にかかっています。