取り合えず、先週末に対する反動高

200日線を一時突破も、大引けでは維持できず
後場、寄り付き8分で、前場の高値を更新。
14505円の200日移動平均線を再び抜き返しての上昇となりました。
上海市場が、予想を下回ったPMIにもかかわらず上昇したこともあって、この悪材料はほぼネガティブインパクトとしてはアク抜けでした。
また、黒田日銀総裁がロンドンで、「必要なことはなんでもやる」と発言したことが伝わり、追加金融緩和期待が再浮上したことも支援材料になったようです。

ただ、主力大型株は全体的に勢いがありません。
メガバンク軟調、地銀好調という相場展開にもよくそれが表われているようです。
日経平均の大幅な反発に比べますと、かなり個別の銘柄の上昇の数や勢いとは温度差があるようです。
大引けでは、残念ながら200日線下で終わりました。
増田足
日経平均は5日まずは移動平均線上で終了。
14日以来のボックスレンジの上限まで戻りましたが、上放れるには至らず。
3日足、25日足ともに先読みがピンクになり、下げ止りに根拠を与え始めているようです。
増田レシオも底打ち傾向を見せはじめています。
しかし6色帯はまだ6日連続で「黒」のまま。
残念ながら、本日日経平均現物は、200日移動平均線14505円を上回って終わることができませんでした。

ただ先述の通り、出来高が膨張し始めたことは朗報です。
この持続があれば、おのずと腕力でテクニカルには非常に危ない状況を引っくり返すことも可能でしょう。
ボックス圏上限まで回復
さしたる決定的な理由もなく、このところ上げたり、下げたり、口実には事欠かないとはいえ、あまりにも無節操な往来相場に、正直投資家もかなり辟易しているようです。
後場、もしここで一段上昇してくると話ががらっと変わるところでした。
ちょうど14日以来の往来ボックス圏の上限に到達してきていますから、この突破は重要な意味を持ちます。
ただ、本日のところは、12時35分に14514円を高値に、本日の天井圏で横這いとなりました。
この分ですと、先週末の下げに対する反動高の域を出ませんから、まだ流れが変わったと喜ぶのは早いということになります。
ショートカバーがいつか注目
空売り比率が記録的に高い36%に達したことはすでに書いた通りです。
日経平均が14000円を割ったときでさえ、32%でしたから、極端な空売り比率です。
おまけに、売り方の損益はマイナスですから、つまり益だということです。いつ、ポジティブ材料が飛び出しても、一斉に買い手仕舞いをするエネルギーが蓄積されているということは十分に考えられます。
非常に注目されるのは、本日の中国のPMI指数が、予想を下回ったにもかかわらず、一瞬下げただけで、びくともせずにむしろ前場の上値を取りにいった動きでしょう。
節分底、彼岸底
けっきょく「節分天井、彼岸底」ではなく、「節分底」は予想通りでしたが、「彼岸」も底になったようです。
これでいきますと、日経平均は中段持合の「Wボトム」形成に動き出したと考えられるようになってきたとも言えます。
しかし、Wボトム完成のためには、3月7日の15312円を突破しなければなりません。
まだ道は結構遠いのですが、先述のように出来高増大と、ドル円の動きに一縷の期待をかけましょう。