【ユーロ】ウクライナ情勢に不透明感も、ユーロは揉み合いに

対ドルではユーロが軟化気味
対ドルではややユーロが軟化するも、対ドルでは円も軟化していることで、ユーロ円相場は決め手を欠いている。ウクライナ情勢を受けての円高圧力は一服するも、改めて円売りを再開するまでの勢いはなく、ボックス気味の相場展開になっている。2月のユーロ圏消費者物価指数(CPI)は前年比+0.7%となり、速報の+0.8%からプラス幅を圧縮した。また、3月の独ZEW景況感指数は昨年8月以来の低水準を記録している。24日に発表された3月のユーロ圏PMIも総じて前月から下振れしており、ユーロ圏の経済指標にはややネガティブな内容のものが目立った。ただ、ウクライナ情勢が膠着状態に陥った感が強まる中、ユーロ/円相場を一段と売り込むような動きはみられず、ユーロ売り圧力は対ドルなどに限定されている。主要8カ国(G8)からのロシア排除の動きなども一応はユーロにネガティブだが、大きな値動きには発展していない。

目先はユーロ圏の経済指標を一つずつ確認するステージとなる見通しであり、特に25日の3月独Ifo企業景況感指数、28日の独3月CPIなどが注目される。ユーロ圏経済を牽引してきたドイツ経済に減速傾向が見受けられると、ユーロは一段と値位置を切り下げる可能性がある。ただ、ユーロ売り圧力は主に米ドルに留まる見通しであり、ユーロ/円に関しては堅調地合が維持されると見ている。少なくとも大幅な下げは想定しづらく、ボックス下限は買い拾っていきたい。

テクニカルでは、一目均衡表の雲上限(140.96円)にサポートされる展開に。基準線も141.29円まで切り上がっており、同水準で値固めを進めることができるのかが試される。抵抗は直近高値の143.79円。サイコロジカルは、前週の7勝5敗から6勝6敗に。14日RSIは51.62。

今後1週間の予想レンジは、140.00〜142.50円。

注目イベント
【 ユーロ圏 】
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