【英ポンド】 ポンド円は膠着化も、底入れを試す展開に

円サイドも決め手難
英ポンド/円相場は、1ポンド=168~170円の狭いボックス圏内での値動きになっている。当面の英金融政策環境に大きな変化を想定しづらい状況になる中、ポンドサイドから積極的に仕掛ける材料は乏しくなっている。一方、ドル/円相場も特に明確な方向性を打ち出せておらず、ポンドと円の双方が決め手難の状況に陥っていることが、ポンド/円相場の膠着化を招いている。

3月4~5日に開催されたイングランド銀行(英中央銀行)金融政策委員会(MPC)議事録では、当面の金融政策の変更は想定されていないことが明らかになっている。マーケットでは利上げ期待が強くなっているが、中銀は持続的な景気回復には時間が掛かるとの慎重姿勢を維持しており、政策変換には依然として消極的である。ただ、英指標は総じて景気回復傾向を支持しており、目先は小売売上高や消費者信頼感、国内総生産(GDP)などの重要指標が英景気に対する信認回復を促す流れが維持されれば、ポンド/円相場も底固く推移するだろう。

もっとも、ドル/円相場が方向性を欠く中、ポンドの上昇余地は限定的とならざるを得ない。米金利環境に目立った変化が見られない一方、ウクライナ情勢に対する警戒感も残る中、期末を控えて円相場の動きは鈍い。新年度入りで地合が変わる可能性もあるが、米金利環境が膠着化する中、円サイド主導の大きな値動きも想定しづらい。ボックス下限を買い拾う程度のスタンスで十分とみている。

テクニカルでは、一目均衡表の雲(169.15~169.37円)との攻防が続く。雲を下抜けすると、165円まで値が飛ぶリスクあり。逆に雲を上抜けできれば、基準線(170.68円)を試した後に、直近高値173.58円がターゲットになる。サイコロジカルは、前週の6勝6敗から5勝7敗に。14日RSIは48.79。

今後1週間の予想レンジは、168.00~171.00円。

注目イベント
【 英国 】
03/27(木)2月小売売上高
03/28(金)3月Gfk消費者信頼感
03/28(金)第4四半期GDP
03/31(月)2月住宅ローン承認件数

【 日本 】
03/28(金)2月失業率
03/28(金)2月消費者物価指数
03/28(金)2月小売売上高
03/31(月)2月鉱工業生産指数
03/31(月)2月住宅着工件数