配当落ち104円程度影響

米株安などを受けて反落
27日の東京株式市場は売り優勢でスタート、寄り付きの日経平均株価は前日比171円安の1万4305円と反落。
前日の海外市場では欧州株が軒並み高だったものの、米国株市場はその流れを引き継げずNYダウは98ドル安と反落。
また、景気先行きに対する警戒感を底流にハイテク株が売られ、ナスダック指数は60ポイント安と下げがきつくなっている。

東京市場もこれを受けて主力株中心に売りが優勢となっている。外国為替市場では1ドル102円台攻防と円高含みで推移していることも買い手控え材料。また、きょうは配当権利落ち日にあたり、株価を104円程度押し下げると試算されている。前日は駆け込みで配当取り狙いの買いが観測されたが、その反動もあり先物主導で下に振られやすい地合い。
ただ、ここ最近は市場エネルギーが増勢で、下値には押し目買いニーズも表面化しそうだ。寄り付き時点で業種別には33業種ほぼ全面安。値下がりで目立つのは石油、空運、その他金融。卸売、証券など。
サイバーダインに強弱感対立、利益確定売りで一時ストップ安
サイバーダイン<7779>が急落。
上場2日目となるこの日はウリ気配で始まり午前9時15分には一時、ストップ安の8100円まで売り込まれた。その後、下値に買いが入り8700円近辺へと値を戻す動きをみせている。

 同社は有力ロボットベンチャー企業で、身体機能を改善・補助・拡張させる「ロボットスーツHAL」を開発、製造販売している。
27日の東証マザーズ上場初日は買い殺到で、公開価格3700円に対し、2.3倍となる8510円の初値をつけた。その後、1万10円の高値まで買われた。
今春の最もホットなIPO銘柄として注目されているが、業績は赤字状態にある。26日の高値1万10円の時点で時価総額は1000億円を超えたこともあり、一部からは利益確定売りも膨らんでいる。
 ただ、「医療・福祉の現場でのロボットスーツHALの評価は高い」(アナリスト)との声は多く、株価は高値圏で強弱感が対立する展開となっている。

サイバーダインの株価は9時58分現在8550円(▼1050円)