<私の相場観>=外為どっとコム総合研究所・研究員 石川 久美子氏

 外国為替相場は、当面は往来相場が続く可能性があるとみている。

 市場では米イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の発言により、量的緩和縮小の終了から6カ月程度での利上げも想定されつつある。

 ただ、雇用統計などのの結果次第で、この想定は変わるだけに、今後の経済指標に左右される展開が続きそうだ。

 目先的には4月4日の米3月雇用統計が注目点だが、現時点では今月の雇用統計が基調に変化をもたらすとは考えていない。日銀の追加金融緩和への関心も高いが、緩和は6月から7月以降ではないか。中国やウクライナ情勢の影響もある程度は、織り込んできていると思う。大きな方向転換をもたらす材料には欠ける展開が予想される。

 こうしたなか、今後1カ月程度のドル・円相場のレンジは1ドル=100円50~104円を見込む。しばらくは102円を中心とする往来相場を想定している。

 ユーロ・ドルは1ユーロ=1.3650~1.40ドルでのもみ合いを予想する。豪ドル・円は1豪ドル=91~96円50銭で、当面は豪ドル高基調となりそうだ。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)