米長期金利低下で円買い強まる

東京時間午後には日経平均急騰で円反落
昨日の海外時間は、ウクライナ情勢を巡って、欧米各国がロシアに対する非難を重ねて表明し、追加的な制裁を示唆したことから米長期金利が低下し円買いが強まりました。

欧州時間、各国株価は堅調な推移となりましたが、ややユーロ売りが強まってユーロドルは1.3790付近まで、ユーロ円は141.00円台まで下落しました。一方ドル円は日経平均先物が上昇したことから堅調に推移しました。

NY時間にはいって発表された米・2月耐久財受注が予想を上回ったことからややドル買いが強まって、ドル円は102.40円台まで上昇し、ユーロドルは1.3180台まで下落しました。しかし、指標の内容がそれほど強いものではない、との見方がひろまって米長期金利が低下する展開になったことからドル買いは続きませんでした。

NY時間午後にかけて、ファンロンパイEU大統領が「ロシアに対する制裁を強化する準備がある」、オバマ米大統領が「ロシアのウクライナでの行動は非難されるべき」「必要なら米国はNATOに支援の用意がある」などと米欧首脳がロシアに対する非難を重ねて表明し、追加的な制裁を示唆したことから、リスク回避の動きで米長期金利が低下し、各国株価が下落して円買いが強まりました。NY時間終盤にドル円は101.90円付近まで、ユーロ円は140.50円付近まで下落しました。

東京時間にはいって日経平均が下落したことから円買いが強まりましたが、午後にはいって日経平均が反発していることから円も売り戻されています。

今日の海外時間には、英・2月小売売上高指数、米・第4四半期GDP、米・第4四半期個人消費、米・第4四半期コアPCE、米・新規失業保険申請件数、米・2月中古住宅販売保留指数の発表とピアナルト・米クリーブランド連銀総裁の講演が予定されています。

東京時間午後にはいって、日経平均が急騰していることから円売りが強まっていますが、海外時間に入ると米長期金利の動きがドル円に大きな影響を与えると考えられますので、米経済指標結果を受けて米長期金利が一段と低下すればドル円も再び下落すると予想します。