<新年度相場をどうみる> いちよしアセットマネジメント・執行役員 秋野充成氏

 新年度の東京株式市場は当面、往来相場だろう。大きく下落する懸念は少ないが、上値を買い上がる理由もない。4~6月は1万4000~1万5500円程度での値動きが続きそうだ。
 今年に入ってからの株価の下げで消費税引き上げによる影響は織り込んだと思う。日経平均株価はPER14倍程度の水準にありこれ以上下げる理由は見あたらない。
 ただ、上値は重い。既にアベノミクスに対する期待感ははく落している。安倍首相はよくやっていると思うが、もはやアベノミクスに新鮮味はない。政府はもう一度、グランドデザインを示し市場の期待を盛り上げないといけない。
 4月から夏場にかけ日銀の追加緩和はあるだろうが、昨年4月ほどの反応はないだろう。
 今年に入り大幅な売り越しとなっている外国人を、もう一度買い越しに転じさせなければいけない。そのためには、日銀による追加緩和以外の期待感を盛り上げる政策が必要だ。
 このなか、当面は個別株物色で中小型株が買われる展開が続きそうだ。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)