クリミア問題を巡る攻防は寝技勝負の段階に・・・?ドル/円相場の攻め方について

クリミア問題に共通するキーワード・・・“厄介”
26日海外時間、オバマ大統領の対ロシア制裁発言を受けてリスク回避の円買いフローに。
ここへ来てロシアに対する欧米諸国の“村八分”政策が顕著になってきていますが、厄介なのはその相手が資源大国であるという地政学的な問題がはらんでいること。その“厄介”が今後クリミア問題のキーワードになる可能性も。
言うなれば、欧州サイドにとってはその地理的状況から天然ガス供給元であるロシアを怒らせては“厄介”ですし、一方で西側に預けている個人資産も含め一説には700億ドルとも噂されるプーチンサイドとしては資産の凍結を実行されてはこれまた“厄介”。

オバマサイドとしても、かつてのシリア問題対応時に見られた時と似たような国民の厭戦ムードが漂う一方で、“弱腰外交”を材料に今秋の中間選挙での共和党の攻撃材料にされかねないという板ばさみの“厄介”さ。
欧米露三方が最小限の“厄介”、つまり「三方一両損」になるためには互いに核心に迫る事態にならない程度のジャブ合戦が続くことだと思うのですが・・・。
ドル/円相場はパワーバランスの拮抗から当面レンジ推移に・・・?
互いの最小限のジャブ合戦という前提でいくと、目先のマーケットに与える影響としては「対立激化」⇒リスク回避の円買いフロー、「対立軟化」⇒リスク選好の円売りフローとなる構図が予想されます。
当面は互いのメリット・デメリットを意識した政治的パワーバランス拮抗の寝技勝負が行われるとの予想から、特にドル/円相場は日足・ボリンジャーバンドの±2シグマ内を往ったり来たりという相場展開になるのでは?

ちなみに、27日時点での-2シグマは概ね101.10円レベル、+2シグマは同じく103.35円レベル。
当面は21日移動平均線を中心に、当該レンジ内での推移が予想されます。
ただし、日足・-2シグマ(≒101.10円)割れの場合はやや下押し速度が加速する可能性も視野に入れておいた方がよさそうです。