NY市場は反発期待も、ナスダックの反発力がカギ

27日のNY株式市場は、地政学リスクの緩和期待、ナスダックの底入れ機運台頭が相場上昇に導く
時間外取引のCME米国株式指数先物は反発、米株安の影響が限定的にとどまったアジア市場の動向を好感している。
ロシア中銀による資金供給や、ドイツ財務相の発言内容も地政学リスク緩和につながり、インドSensexは最高値を更新した。
クリミア半島巡るロシアと欧米の対立は長期化しそうだが、経済への影響意識したネガティブなムードがいつ風化するかが長期的な観点。

今晩の動向に関しては、まずロシアに対するけん制的な動きが緩むのであれば、買い戻しが入りやすいスタートになるだろう。
ただし、米国株市場の本格上昇のカギはナスダック市場の底入れがポイント、昨晩はNFLXやLNKDが下げ止まり、期待する動きもでてくるとみている。
今晩は米国でGDP・確報値、天然ガス在庫統計、新規失業保険申請件数の結果が発表予定
今晩予定されている経済指標・イベントについては、米国で発表される指標の結果が材料視されるだろう。
昨晩の耐久財受注の結果ほど重要な位置付けではないが、新規失業保険申請件数は来週の雇用統計に向けた重要なポイントだ。
33.0万件までの数値にとどまれば、マーケットに買い戻し機運が高まるとし、GDPは悪いがコンセンサス、すでにセントルイス連銀総裁も悪化しているとコメントしている。
個人消費の動向も重要視されるかもしれないが、目立っていないところでは天然ガスの在庫統計が発表予定、時期が時期だけに商品市況と株価への影響はあるかもしれない。
KINGのIPOイベントは通過、需給面における期末要因は東京同様一巡と期待
昨晩の米国市場でキャンディークラッシュサガが人気のKINGが上場したものの、公開価格を割り込み(-15%超)、相場全体の空気を悪化させたと言っても過言ではない。
この需給悪化的な要因が一巡し、ロシア情勢に昨晩以上の新着ニュースが出てこない限りは、買い戻しが入りやすい地合いになると考えている。

しかしながら、上記でも指摘しているようにナスダック市場の売り一巡機運の高まりが反転のポイント、一昨日の上昇時もナスダックは小幅高にとどまっていた。
個別では底入れの兆候が伺えるも、やはりフェイスブックやツイッター、テスラモーターズなどの人気株に上昇の兆しをみせることができるかどうか、そこに尽きる。
ウェアラブルに関する話題は盛り上がらない、やはり日本同様にSNSや半導体、ネット関連の戻りが示現できるかどうかにかかっていると考えている。
マイクロソフトは52週高値水準にある、ここは米小型株の上昇が重要ポイント、足並み揃えば東京の25日線回復も見えてくるだろう。