利下げ観測でユーロ売り強まる

今日発表の独・3月消費者物価指数に注目
昨日の海外時間は、有力投資レポートがECBの利下げの可能性を伝えたことなどからユーロ売りが強まる中、ドル円は102円台前半の値動きが続きました。

欧州時間序盤、欧州株の寄付きが弱かったことからユーロがやや売られ、ユーロドルは1.3750台まで、ユーロ円は140.30円台まで下落しました。一方東京時間終盤に102.20円台まで上昇していたドル円は102.00円付近まで反落しました。しかし米長期金利が反発すると、ドル買いが強まって、ドル円は102.20円台まで上昇し、ユーロドルは1.3740付近まで下落しました。その後は円売りが強まって、ドル円は102.30円台まで、ユーロ円は140.90円台まで上昇しました。

NY時間にはいって、発表された米・第4四半期個人消費と米・新規失業保険申請件数が予想よりも良い結果だったことから一旦ドル買いが強まる場面もありましたがドル買いは続かず、ユーロドルは1.3770台まで反発し、ドル円は102.10円台まで下落しました。続いて発表された米・2月中古住宅販売保留指数が予想よりも弱い結果だったことから米長期金利が低下する中、メルケル独首相が「ウクライナ危機が拡大すれば、EUは団結して行動する」と述べたり、有力投資レポートが「ECBは基本シナリオが脅かされれば政策金利を一段と引き下げるだろう」と報じたことなどから円買いとユーロ売りが強まって、ドル円は102.00円付近まで、ユーロ円は140.10円台まで、ユーロドルは1.3720台まで下落しました。

NY時間午後にはいってからは各通貨ペアとも小幅な値動きとなりました。

今日の海外時間には、英・第4四半期経常収支、英・第4四半期GDP、ユーロ圏・3月業況判断指数、米・2月個人所得/個人支出、米・2月PCEコア・デフレータ、独・3月消費者物価指数、米・3月ミシガン大学消費者信頼感指数の発表が予定されています。

昨日は有力投資レポートがECBによる追加利下げの可能性を伝えたことなどからユーロ売りが強まりましたが、今日発表される独・3月消費者物価指数が予想よりも弱い結果となると、ECBの利下げ観測が強まってユーロが売られると予想できます。