週末のNY市場は反発へ、昨晩はダウ公共株指数が上昇

28日のNY株式市場は、経済指標の結果が手掛かり材料としながらも、ナスダックの動向に注目が集まっている
時間外取引のCME米国株式指数先物は上昇、ナスダック先物の上昇率がダウやS&P500指数のパフォーマンスを上回っている。
ここ最近のナスダック市場は、連日1%を超える下落率で急速に値を消していて、人気の新興企業の時価総額が600億ドル以上吹き飛んでいる。
この週末も手仕舞いムードに押されるかどうか、先日のKING上場が不調に終わったことで負の連鎖に歯止めがかからず、米国市場の重しとなっている。
経済指標の結果や欧州情勢もマーケットの話題に上がるだろうが、やはりツイッターやFBなどナスダック市場の人気銘柄の動向が週末相場のカギを握っていると言えよう。
今晩は米国でミシガンインデックス、消費者支出などの結果が発表予定
今晩予定されている経済指標・イベントについては、米国で発表されるミシガン指数の数値が大きなポイントになりそうだ。
先日発表された速報値は数ヶ月ぶりに80の大台を割り込み、景況感の鈍化を懸念する動きが一部で加速していた。
しかし、先日発表されたカンファレンスボード社の消費者信頼感指数は、6年ぶりの高水準となる82.3を記録し、エコノミスト予想を大きく上回った。
この流れが確報値の数値にも表れるかどうか、80台に乗せれば仮に80.5を下回ってもドル買い・株買いの図式になると期待している。
それだけ、79.9という速報値の結果にマーケットが懸念を示していたと言うことだ。
欧州ではドイツと中国が首脳会談を予定、地政学リスクはオバマ大統領とNATOの話題次第
16時半にスタートした日経平均先物の夜間取引は、日中終値をやや下回っており、欧州時間は手掛かりに乏しい動きだ。
今晩は、ドイツと中国で首脳会談が予定され、今後の経済戦略に関する話題も伝わってくるだろう。
また、ロシアやNATOの動向に関する話題も出てくると思われ、そのけん制球次第ではリスクオフの流れが強まるかもしれない。

しかしながら、鍵を握っているのは米国のネットフリックスやツイッター、テスラMなどの人気株を中心としたモメンタムトレードの動向。
これらの株価下落に歯止めが掛からない限り、ナスダック指数の100日線割れ、かつてのITバブル崩壊を彷彿とさせるようなムードが継続するだろう。
ハイテクとバイオテクノロジーに反発の兆しを見出すことができるのか、ダウ指数は工業株や公共、輸送株指数が軒並み上昇となっても、ナスダック指数の下げ止まりが肝心だ。