【米ドル】 米雇用統計でドル買い・円売りに弾みが付くか

103円台回復を窺う
米ドル/円相場は、1ドル=102円台後半まで値位置を切り上げている。引き続きウクライナ情勢に対する先行き不透明感が強いが、良好な米経済環境を背景としたドル買い・円売りがやや優勢となり、3月12日以来のドル高・円安水準を更新している。

米実体経済の回復傾向が確認されるステージが続く中、ドルは買われ易い地合が続いている。イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長は、今秋の債券購入終了、その6ヵ月後の利上げ見通しを示しているが、各種経済指標はこうした見通しを追認する形になっているためだ。ハト派のシカゴ連銀エバンス総裁さえも、2015年後半に利上げが実施されるとの見通しを示しており、マーケットの関心は既に量的緩和の縮小・停止スケジュールではなく、利上げの時期にシフトしている。今週は4月4日に3月米雇用統計の発表を控えている。前月までは悪天候の影響で就業を阻害された労働者が多かったが、今月はこうした天候要因の排除が進むため、強めの数値を予測する向きが多い。実際に良好な雇用環境が確認されることになれば、米金利上昇圧力・期待と連動する形で、ドル高・円安圧力が強まろう。
円サイドでは、4月1日に日銀短観の発表を控えているが、マーケットの関心は低い。天候不順の影響でネガティブな数値が出てくる可能性もあるが、大企業製造業などの項目は逆に上振れが想定されており、特にドル/円相場を下押しする材料にはならないだろう。新年度入りで日本株が堅調に推移していることも、ドル/円相場に対してはポジティブになる。

テクニカルでは、一目均衡表の雲上限(103.10円)を試す展開に。同水準をブレイクすると、直近高値103.76円がターゲットになる。支持線は基準線(102.48円)、101.00円の節目、2月の直近安値100.76円、その下は100円の節目になる。サイコロジカルは、前週の6勝6敗から変わらず。14日RSIは57.25。

今後1週間の予想レンジは、102.00~104.00円。

注目イベント。
【 米国 】
03/31(月)3月シカゴ購買部担当者指数
04/01(火)3月ISM製造業指数
04/01(火)2月建設支出
04/02(水)3月ADP雇用統計
04/03(木)2月貿易収支
04/03(木)新規失業保険申請件数
04/04(金)3月雇用統計

【 日本 】
04/01(火)日銀短観
04/07(月)2月景気動向指数