米長期金利上昇で円売り強まる

イエレンFRB議長の講演に注目
金曜日の海外時間には、ECBの追加緩和期待が高まってユーロ売りが強まる場面もありましたが、欧州株が上昇したことからユーロは買い戻されました。また米長期金利が上昇したことから円売りが強まっています。

欧州時間序盤、発表された独ザクセン州やブランデンブルグ州の消費者物価が予想よりも弱い結果だったことから、ECBの利下げ期待が高まってユーロ売りが強まり、ユーロドルは1.3700台まで、ユーロ円は139.90円台まで下落しました。しかし独株が上昇したことからユーロの買戻しが強まって、ユーロドルは1.3740台まで、ユーロ円は140.60円付近まで上昇しました。この間ドル円は日経平均先物が堅調に推移したことなどから102.40円付近まで上昇しました。

NY時間にはいって、発表された米・2月個人所得/個人支出などはほぼ予想通りの結果でしたが、米長期金利が上昇し、各国株価も上昇したことから円売りが強まって、ドル円は102.90円台まで、ユーロ円は141.60円台まで上昇し、ユーロドルは1.3740台まで反落しました。

NY時間午後にはいってからは各通貨ペアとも小幅な値動きとなりました。

今日の海外時間には、独・2月小売売上高指数、ユーロ圏・3月消費者物価指数、米・3月シカゴ購買部協会景気指数の発表と、イエレン・米FRB議長の講演が予定されています。

金曜日の値動きで、ドル円は最近の高値を超えて上昇しています。103円台には売りが控えていると予想されますが、それを吸収して上昇するためには、米長期金利が一段高となる必要があると考えられます。今晩はイエレン・FRB議長の講演がありますが、3月のFOMC後の会見はタカ派的、と捉えられましたが、そういった発言が繰り返されれば米長期金利が続伸して円売りが強まると予想できますが、その見方を修正するような発言があれば米長期金利が反落して、円が買い戻されると予想できます。