イエレン・米FRB議長は何を語るか?

FOMC後の会見との違いは?
ドル円が一時103円台に乗せるなど、円売りが強まっています。

このコラムでも何度かご紹介しているように、ドル円相場は米金利と日経平均先物の動きに大きく影響されています。このところはその中でも米長期金利、つまり米10年債利回りの動きとの相関性が高まっています。

米10年債利回りは、先月19日に行われたFOMC後のイエレンFRB議長の会見で「テーパリング終了後も、異例の低金利を維持する」「相当の期間」について問われ「恐らく6か月前後」と具体的な期間に言及したこと、その期間が予想の範囲内で最短の物と一致していたことから米長期金利が急上昇しました。この会見は、これまでの議長への評価の反動もあって、全体的に「タカ派的」との解釈が広まりました。しかしこの発言の真意を巡る思惑もあってか、その後米長期金利はそれ以上上昇せず、むしろウクライナ情勢への懸念もあって低下していました。

ところが先週金曜日のNY時間に、特段の材料もありませんでしたが米長期金利が上昇、ドル円も103円近くまで上昇しました。

今晩、FOMC会見後初となるイエレンFRB議長の講演があります。その場で前回の「タカ派的」な印象が続くのか、それともそういった印象を修正するような発言があるのかで、米長期金利の動きが変化し、ドル円に大きく影響を与えると考えられます。

イエレン議長が前回のトーンを修正するような発言をすれば円売りが巻き戻されると予想できる一方、前回のトーンを引き継げば円売りがさらに強まる、と予想できます。