【ユーロ】 ECB理事会で政策判断の手掛かりが出てくるか

ドル/円につれ高
ユーロ/円相場は、1ユーロ=142円台前半まで値位置を切り上げる展開になっている。対ドルではユーロの上値が重い展開が続いているが、ユーロ圏は140~142円のボックスをブレイクしつつある。欧州中央銀行(ECB)要人からはハト派メッセージが目立つも、ドル/円の堅調地合がユーロ/円相場もサポートしている。

4月3日にはECB理事会が控えているが、今会合では現行政策が据え置かれる見通し。ただ、ここにきてユーロ圏の当局者から追加緩和を容認するハト派発言が目立つことで、マーケットではドラギ総裁が何か政策判断の手掛かりとされる発言を行うのかが注目されている。タカ派で知られるバイトマン独連銀総裁は3月25日、「量的緩和は論外ではない」として、事実上の容認姿勢を見せている。加えて、3月31日に発表された3月のユーロ圏消費者物価指数(CPI)が前年同月比+0.5%と前月の+0.7%を大きく下回る中、低インフレに対する懸念が追加刺激策を促すとの観測もある。少なくとも、対ドルではユーロの上昇余地は限定されよう。

一方、米実体経済の回復を背景にドル/円相場が地合を引き締める中、ユーロ/円相場も底固い展開が続く見通し。今週発表のユーロ圏の経済指標は軟調なものが多いとみられるが、4月4日の3月米雇用統計で強めの数値が予測されるため、ドル/円が一段と地合を引き締めるような動きが見られるのであれば、ユーロ/円相場もつれ高し易い。大きな値幅は想定しづらいが、ユーロ/円は押し目買いスタンスで良いだろう。

テクニカルでは、一目均衡表の基準線(141.29円)と交錯する展開に。雲上限の140.96円を支持線として確立できれば、直近高値143.79円を窺う流れになる。支持線は、雲上限の下に140.00円の節目、雲下限の139.70円。サイコロジカルは、前週の6勝6敗から変わらず。14日RSIは56.52。

今後1週間の予想レンジは、140.50~143.25円。

注目イベント
【 ユーロ圏 】
04/01(火)2月失業率
04/02(水)2月生産者物価指数
04/03(木)2月小売売上高
04/03(木)ECB理事会

【 日本 】
04/07(月)2月景気動向指数
04/08(火)2月国際収支
04/08(火)3月景気ウォッチャー調査
04/08(火)日銀金融政策決定会合