<私の相場観>=三木証券・商品副本部長 高橋 春樹氏

 1ドル=103円台の円安・ドル高進行、NYダウ平均株価の堅調と、好条件が揃っているわりに日経平均株価の動きはいま一つの状態にある。

 12年11月からの「アベノミクス上昇相場」で、1万4800~1万5500円レンジの累積売買代金は高水準となっており、この価格帯を突破するには1日2兆円を上回る商いが持続することが必須となる。

 テクニカル面では、日経平均株価の上値を抑えていた200日や25日の移動平均線を上回り上昇軌道に復帰してきた。

 今後、短期間に全体相場が急ピッチな上昇となるためには、日銀による追加的金融緩和や、法人税減税実施の明確化など国内発のプラス材料が必要となる。それまでは、円・ドル相場や、米国株式など海外要因に一喜一憂することになりそうだ。

 個別銘柄では、海外向けの需要拡大や、円安効果を追い風に好業績で過去最高純利益が見込める農薬大手の日本農薬<4997.T>、クミアイ化学工業<4996.T>、さらに、スマートフォン向けLEDセンサーや環境リサイクル事業が好調なDOWAホールディングス<5714.T>に注目。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)