【IRアナリストレポート】メディサイエンスプラニング(2182)

ポイント
・今2012年8月期は、前年度に引き続きピーク利益を更新しよう。2Q累計(上半期)は売上高4058百万円(前年同期比+26.1%)、経常利益607百万円(同+236.1%)と極めて好調であった。主力のモニタリングで稼働率が上がり活況なことと、周辺業務の採算も向上
したことによる。通期の経常利益の伸び率も同+32.5%と大幅なものになろう。中期計画の達成に向けて人材の強化が必須なので、先行的な人員の増加を見込んでいるため、下期の業績の見方は慎重であるが、会社計画を上回る公算は大きい。
・当社は製薬会社等に対し医薬品開発に関わるさまざまなサービスを提供するCRO(開発業務受託機関)の大手である。業界4位であるが、上位3社とは距離があり、2番手グループのトップにつけている。年商100億円規模が対抗上のターゲットである。09年までの5年間は順調に伸びてきたが、2010年8月期は大幅減益となった。新薬治験に関わる複数の大型プロジェクトの中止が業績に響いた。2011年8月期は、これをどう埋めていくかが課題であったが、十分な手を打ち乗り越えた。売上高営業利益率でも過去最高の9.2%を上げた。この間、CROの事業譲渡を受け、本業を強化している。また、医薬品開発関連の出版社に出資し、同社及びその子会社のSMO(治験施設支援機関)を通じた、病院など医療機関へのサービス展開にも布石をした。
・2010年8月期を初年度とする中期3カ年計画の「アクションプラン 30」では、2012年8月期に売上高90~110億円前後、売上高営業利益率12~15%を目指していたが、1年目の業績が大きくダウンしたので、達成のハードルは高くなった。そこで、目標の達成時期を1年延長し、「アクションプラン 30 plus one」として、来2013年8月期の達成を掲げている。この達成については、ほぼ射程内に入ってきた。来期は売上高で93億円、営業利益で12億円、売上高営業利益率12.9%が見込めよう。
・中期計画で目指している人材の質の向上、医療機関との結びつきの強化という方針に変わりはない。次なる飛躍に向けて着実に手を打っている。1つはグローバルCROとの連携、もう1つはITを活用した医療機関との連携強化である。世界第2位のCROである米国PPD社との連携プレーが始まった。ROEが20%台にあり、業績も好調なので、マーケットにおける企業価値の見直しは一段と進展しよう。


1.特色
CRO(開発業務受託機関)で業界4位
2.強み
グローバル治験で実績、副作用関連業務で先行
3.中期計画
中期3カ年計画は「アクションプラン 30 plus one」として1年延長
4.当面の業績
ピーク利益の更新続き、中期計画の達成も視野へ
5.企業評価
新しい連携が奏功するかどうかに注目


メディサイエンスプラニング(2182)

企業レーティング
B

株価(2012年4月26日)
2180円

PBR
3.07倍

ROE
23.70%

PER
13.0倍

配当利回り
1.80%

時価総額
57億円(2.6百万株)

総資本
4102百万円

純資産
1846百万円

自己資本比率
45.00%

BPS
710.7円

単位=百万円

決算期
売上高
営業利益
経常利益
当期純利益
EPS
配当

2007.8
4309
285
271
161
80.8
15

2008.8
5468
488
479
282
120.3
15

2009.8
6003
445
425
216
84.2
30

2010.8
6527
151
143
-35
-13.7
30

2011.8
7125
655
659
368
141.9
30

2012.8
8200
950
873
437
168.2
40

2013.8(予)
9300
1200
1150
580
223.3
40

(注)ROE、PER、配当利回りは今期予想ベース。
09.8期までは単体ベース、10.8期より連結ベース。


企業レーティングの定義:当該企業の、①経営者の経営力、②事業の成長力・持続力、③業績下方修正の可能性、という点から定性評価している。A:良好である、B:一定の努力を要する、C:相当の改善を要する、D:極めて厳しい局面にある、という4段階で示す。


レポート全文はこちらから
http://www.belletk.com/medelisaiennsupuraninngu201204.pdf