【IRアナリストレポート】東 祥(8920)

ポイント

 今2013年3月期は前年度比16%の経常増益が達成できよう。スポーツクラブの出店は昨年度の5店から8店に加速してくる。前期は投資負担を吸収して、過去最高の業績を達成した。今期も引き続きピーク利益を更新しよう。

 5カ年の中期経営計画が順調に2年を経過したところで見直し、新中期3カ年計画として発表した。中身はこれまでの方針を精緻化したものである。スポーツクラブでは、都市型の新モデルを開発し、それを実践していく。ホテル事業も需要が見込めるところから増やしていく。スポーツクラブを現在の49店を2015年3月期までに75店に増やし、ホテルも現在の5店から同11店に拡大する。これによって、2015年3月期に経常利益ベースで40億円を上げることを目標にしている。十分達成できるものと予想する。

 当社は、愛知県の三河安城を本社に、ホリデイスポーツクラブを全国に展開する。大手のスポーツクラブが課題を抱える中で、独自の高収益ビジネスモデルを確立し、2012年3月期で売上高経常利益率19.4%、ROE(自己資本利益率)15.6%にみられるような高い収益力を誇っている。

 経営の強さは、顧客のニーズに合致したサービスを低コストで提供するという仕組みを構築したことにある。建設業から出発した経験を活かし、スポーツクラブという「施設サービス業」を展開し、他社が真似できない経営効率を実現している。主力のスポーツクラブは、健康ダイエットをテーマに、これまでの目標を一段と精緻なビジネスモデルに仕上げた。会員数2000名で高収益が見込めるスポーツクラブに加え、プールがなくても同じ高収益が達成できる新しいビジネスモデルを開発した。

 これによって、都心周辺への参入も可能となった。当社のスポーツクラブは投資効率を重視し地方中心であったが、現在の高収益モデルを首都圏にも展開する。すでに、船橋に出店し、海老名、小平、座間、市原への進出も決まっている。流動性を高める施策は課題であるが、都心への展開が成果を上げてくれば、知名度の向上とともに、当社の企業価値が株式市場で一段と評価されていこう。


1. 特色
施設サービス業に転身し、ホリデイスポーツクラブを全国に展開


2. 強み
競合しない独自のビジネスモデルを確立


3. 中期経営計画
スポーツクラブに加え、ビジネスホテルも拡大へ


4. 当面の業績
出店拡大局面に入り、ピーク利益の更新続く


5. 企業評価
首都圏進出で、当社の実力が認知されよう


東 祥(8920)

企業レーティング
A

株価(2012年7月9日)
702円

PBR
1.47倍

ROE
16.6%

PER
8.8倍

配当利回り
2.0%

時価総額
124億円(17.6百万株)

総資産
26932百万円

純資産
8419百万円

自己資本比率
31.3%

BPS
478.6円

単位=百万円、円

決算期
売上高
営業利益
経常利益
当期純利益
EPS
配当

2006.3
6766
1196
912
519
47.6
10

2007.3
9176
1729
1423
803
53.6
10

2008.3
10808
1894
1604
886
53.6
12

2009.3
10901
2239
1955
1088
65.8
10

2010.3
10580
2340
2090
1100
62.5
10

2011.3
10803
2198
2000
1071
60.9
11

2012.3
12004
2524
2326
1234
70.2
12

2013.3(予)
13000
2900
2700
1400
79.6
14

2014.3(予)
15200
3500
3300
1800
102.3
16

(注)ROE、PER、配当利回りは今期予想ベース。


企業レーティングの定義:当該企業の、①経営者の経営力、②事業の成長力・持続力、③業績下方修正の可能性、という点から定性評価している。A:良好である、B:一定の努力を要する、C:相当の改善を要する、D:極めて厳しい局面にある、という4段階で示す。


レポート全文はこちらから
http://www.belletk.com/tousyou201207.pdf