【CD+アナリストレポート】新田ゼラチン(4977)(update)

レーティング(株価評価) ★★★=割安 ポイント ●今2013年3月期は先行投資の踊り場にある。1Qは前年同期比で減益となったが、2Q累計でも経常利益で同-14.0%となろう。これは、前期に寄与したゼラチンの震災特需(利益で約2億円)がなくなり、平準化することによる。しかし、通期では、前期のやや上回る経常利益は確保できよう。海外需要が好調で、中国での新工場も下期には本格化してくると見込まれるからである。 ●当社はゼラチンで国内シェア50%強を有する№1企業であり、世界でも第4位に位置する。ゼラチンを軸に、コラーゲンケーシングやコラーゲンペプチドを、原料から製品まで一貫生産を行っているのは、世界でも当社だけである。2011年12月に念願の上場を果たし、今期よりさらなるグローバル展開に向け、大型投資を開始した。 ●インドにはスズキ自動車よりも早く進出し、原料調達面で地歩を固めている。米国、カナダにも、M&Aを活かして生産拠点を築いてきた。これらの海外拠点の拡充に加え、今後は中国でもコラーゲンケーシングやコラーゲンペプチドの現地生産に入る。いち早くグローバル生産販売体制を整えてきたが、それを一段と拡大し、アジアで圧倒的№1になろうという戦略である。 ●前期は史上最高の営業利益20.1億円を上げたが、今期、来期とも引き続きピーク利益を更新しよう。需要はあるので、いかに供給力を高めていくかがポイントである。生産性の向上と高付加価値化に向けて、中期計画がスタートした。そのための設備投資が効果を上げてくるにつれ、業績は拡大していこう。会社目標は、4年後の2016年3月期に売上高400億円、営業利益40億円の達成を揚げているが、その達成は射程内にある。 ●市場の成長性と競争力の確保という点で、当社の中期展開力は高い。利益倍増計画の進捗を見ながら、株価面でもそれを織り込んでいく局面にある。コラーゲンペプチドで世界をリードする企業として注目したい。

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