日産化はジリ高続く、機能性材料が好調な滑り出し

日産化学工業<4021>はジリ高が続く。一時、前日比13円高い811円まで買われている。株価は派手な動きこそないが、6月4日に付けた622円を底に下値を切り上げてきている。同社は、機能性材料の好調な滑り出しを反映し、業績上方修正の可能性が高まる。液晶用配向膜ではスマートフォンや、タブレットPCなど中小型パネル向けをけん引役に、年率20%成長を見込むほか、半導体反射防止コーティング材も微細化対応のフッ化アルゴンを中心に堅調に推移するものと予想される。機能性材料の回復による化学品や農業化学品、医薬品とのバランスの取れた収益構造は着目して、化学セクターでの高い収益率や、ROE(株主資本利益率)を再評価する機運が高まりそうだ。

19日の株価は10時42分現在808円(△10円)。