2日の大引け概況

2日の東京株式市場は日経平均株価が3日続伸となり、9051円22銭(前日比104円35銭高)で引けた。前日の発表の米経済統計の改善を受けて米株式市場が大幅高となったことや、為替市場で円が1ドル=80円台と円安傾向にあることが好感され、東京株式市場は朝方から輸出関連株を中心に幅広い銘柄に買いが先行する展開。日経平均株価は3日続伸でスタートし、寄り付きから9000円台を回復した。輸出関連のほか、日銀が追加の金融緩和策を行うとの期待感の継続で不動産株なども物色された。ただ買い一巡後は、日本時間今晩に発表される米雇用統計の結果を見極めたいとの見方が強まったほか、週末を控えていることから積極的に上値を追う動きは少なく、日経平均株価は高値圏でもみ合う展開となった。 後場に入ると、中国景気の持ち直し期待から韓国や台湾株などのアジア株が上昇したが、国内に新たな買い材料が乏しいことから様子見気分が強まり、東京株式市場は膠着感の感じられる展開に。目先の利益を確定する売りが出て一時的に伸び悩む場面もあったが、日経平均株価は小動きに終始し、この日の値幅は40円強にとどまった。 東証1部全銘柄のうち、値上がり銘柄数は1185で、値下がりは363、前日比変わらずは134だった。中でソフトバンク、ファナック、コマツ、ホンダ、三井物が買われ、13年3月期の黒字予想を据え置いたソニーも上昇。三菱商、三井住友、JAL、トヨタ、野村は堅調で、有沢製、イエローハット、エンシュウは高い。半面、前日にストップ安水準で引けたパナソニックはこの日も売られ、ニコン、イビデン、NTTドコモ、グリー、シャープも冴えない。帝人、古河電工、カーバイド、昭電工は安い。業種別では33業種中、値下がりは鉱業と精密機械の2業種のみで、残り31業種は値上がりした。中でも証券・商品先物取引、パルプ・紙、不動産、機械、その他金融、ゴム製品などの値上がりが目立った。なお、東証1部の売買代金は概算で1兆1453億円、売買高は同18億8287万株だった。