9日の大引け概況

9日の東京株式市場は日経平均株価が5日続落し、8757円60銭(前日比79円55銭安)と、10月16日以来約3週間ぶりの安値水準で引けた。5日続落は8月30日〜9月5日の5日続落以来約2カ月ぶり。前日の米株式市場が大幅に続落し3カ月半ぶりの安値水準となったことや、為替市場で円相場が上昇するなど外部環境が悪化したことを受けて、東京株式市場は朝方から輸出関連株など主力株を中心に売りが先行する展開。日経平均株価も94円安でスタートし、下げ幅は一時100円を超える場面があった。ただ、10時半に中国の10月の消費者物価指数(CPI)が前年同月比で1.7%上昇、同卸売物価指数が前年同月比2.8%低下したと伝えられ、上海株の下げ幅が限定的だったことから、日経平均株価はやや下げ渋る動きへ。午前は小動きのまま引けた。 午後に入ると、国内には材料に乏しいものの、為替市場でユーロが強含んでいることや上海株の反発を下支えに、日経平均株価も緩やかに下げ渋る展開へ。もっとも、日経平均株価のこの日の値幅は49円と狭いレンジでの値動きに終始。日本時間今晩の米株式市場の動きを見極めたいとの見方もあって、全体としては模様眺めムードが強い。 東証1部全銘柄のうち、値上がり銘柄数は337で、値下がりは1185、前日比変わらずは156だった。中で主力株は値下がりするものが目立ち、ソフトバンク、トヨタ、ホンダ、東芝、ファナック、アイフル、キヤノン、パナソニックが売られ、三井住友、ファーストリテ、KDDI、ソニー、NTTドコモ、三菱UFJ、コマツは冴えない。コナカ、ネクソン、プレス工、ネクストは安い。半面、NTT、グリー、日産自、JAL、日立、アステラス薬が堅調で、オリジン、ジンズメイト、サンフロンティア、ケネディクスは高い。業種別では33業種中、値上がりは空運、海運、水産・農林、情報・通信、サービスの5業種で、残り28業種は値下がりした。中で電気・ガス、ゴム製品、鉱業、鉄鋼、繊維製品、非鉄金属などの下げが目立った。なお、東証1部の売買代金は概算で9334億円と2日連続で1兆円割れ、売買高は同15億2117万株だった。