みんなのクレジット 白石伸生代表取締役インタビュー

今注目の新たな投資先「ソーシャルレンディング」

●白石 伸生(しらいし・のぶお)
株式会社みんなのクレジット 代表取締役社長

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株、FX、CXや不動産に次ぐ、まだあまり知られていない新たな投資対象として、社会貢献性のある「ソーシャルレンディング」というサービスがある。業界内では後発でありながら、随一のスピードで成長している「みんなのクレジット」(http://m-credit.jp)。学生時代から様々なベンチャー企業を立ち上げてきた白石社長に今後の事業展開について聞いた。

――そもそもソーシャルレンディングとはいったいどのような投資でしょうか?

 融資希望者と投資家をインターネット上で結ぶ金融と技術を合わせたフィンテックの先行例です。株式投資やFX(外国為替証拠金取引)がハイリスク・ハイリターンだとすれば、ソーシャルレンディングの投資はローリスク・ミドルリターンです。

――ローリスクでミドルリターンの投資というのは魅力的ですね。それはどのような仕組みで実現できるのでしょうか。

 それは簡単に言えば「120%以上の担保を全案件に設定することで高利回りを目指す。」ということです。

 「みんなのクレジット」の募集案件は10万円から投資ができ、平均利回りは7~8%。最大利回り14.5%(2016年10月末時点の過去実績)。資産運用の対象としては有望なものです。

 また、融資金額の120%以上の価値を保全する担保をすべての案件に設定し、魅力的な利回りを安定的に実現できる仕組みを作っています。

 日本での認知度はまだ高くないですが、現在投資対象としての安定性が評価され始めています。

――今後の展望について教えてください。

 まず、日本のソーシャルレンディングは企業に対して個人が資金を提供する“C to B(Consumer to Business)”が中心です。しかし、米国では海外留学者などの個人に対して個人が資金を拠出する“C to C(Consumer to Consumer)”が一般的です。

 そうした社会貢献性のある金融の仕組みを日本でも整えたい。

 しかし、現状日本では、お金を借りたくても借りられないケースが多いです。

 それは借入総額を年収の3分の1までに制限する総量規制などの壁がある為ですが、無闇な借り入れを抑制する趣旨は理解できても、一時的にお金が必要な人がいることも事実です。ソーシャルレンディングを通じて、そうした本当にお金を必要とする人たちに手を差し伸べる仕組みをつくりたい。

 それが「みんなのクレジット」設立の思いです。

――今後、具体的にどのようなことに着手していかれるのでしょうか。

(1)「人工知能の開発」に着手
 まず、現在「人工知能に基づく自動融資審査システム」の開発に取り組んでいます。

 約1000項目のスコアリングモデルシートを作成し、ディープラーニングを用いて審査を実施するものですが、個人データと過去事例をもとに定性・定量の両面から解析を行い、融資額と金利水準を決定します。

 このシステムが完成すれば、デフォルトのリスクを最小限に抑えつつ、資金調達の機会を幅広く提供できるようになると考えています。

 開発を担うのは、日本の金融を変えたいと意気込む当社の理念に共感してくれた経験豊富な人工知能専門技術者たちです。

 2017年9月のサービス開始を目指しています。

(2)新興国の資金ニーズに応える
 今後弊社としては下記フェーズを経ていきたいと考えています。

第1フェーズ:2016年4月に開始したソーシャルレンディングサービス
第2フェーズ:2017年9月に予定する人工知能に基づく自動融資審査システムの稼働
第3フェーズ:東南アジアの人々に小口の融資を提供するマイクロファイナンス(貧困者向けの小口金融の略)

 現在、新興国に進出し、マイクロファイナンスを提供する銀行が増えていますが、その融資利率は30~40%に上るケースが多く、実質的に資金提供を受けることは困難な状況です。

 しかし、ソーシャルレンディングの仕組みを利用すれば、より良い金利条件で資金を供給することが可能です。

※因みに融資の条件は、設備投資に充てて事業の収益性を上げたいといった前向きな資金需要であることです。

 2年後のファンド立ち上げを目標に、ミャンマーやベトナム、カンボジアなどで金融免許申請の準備を進めていますので、資産運用の新たな選択肢として、現地の経済発展に貢献できるような投資を提案していきたいと考えています。

――最後に、投資家に向けてメッセージをお願いします。

 日本のソーシャルレンディングには、資金の借り手を明示できない匿名性の問題がありますが、認められる範囲で最大限の情報開示に努めるとともに、国会議員や金融庁などに法改正を働きかけ、市場発展の一翼を担っていきたいと考えています。

 利用者の声が大きくなれば法改正が促され、結果としてより多くの人たちに資金を届けることができます。

 投資家の皆さまにはぜひ、社会貢献性のあるソーシャルレンディングの投資を検討してほしいと思います。

(文責:みんかぶ広告企画編集部)

●白石伸生(しらいし・のぶお)
株式会社みんなのクレジット 代表取締役社長
早稲田大学在学中から多数の企業を立ち上げ、2015年5月にみんなのクレジット設立。

●インタビュー企業情報
(ご興味のある方は下記URLより企業HPをご覧下さい)

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