明日の株式相場見通し=円安背景に買い意欲旺盛、輸出企業の来期業績を評価へ

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 あす(13日)の東京株式市場は、きょうまでの日経平均株価5日続伸に対する高値警戒感は想定されるものの、引き続き外国人投資家からの買いが予想されることから、堅調な推移となりそうだ。外国為替市場では、円相場が12日夕刻現在で1ドル=116円台に下落する円安・ドル高が進行しており、自動車、電機、機械といった輸出関連の主力企業の採算改善期待が買い意欲を誘うことになりそうだ。

 市場関係者からは「17年3月期下期(16年10月~17年3月)の想定為替レートを1ドル=100~105円としている日本の輸出関連の主力企業にとって、円相場が1ドル=116円台まで下落してきたことで、今下期から来期にかけても事業環境が大幅に改善する可能性が浮上しており、18年3月期の業績向上を評価する買いも入りはじめている」との見方が出ていた。

 12日の東京株式市場は終始買い優勢の展開で、日経平均株価は今年初めて終値で1万9000円台を回復した。ただ、朝高後は売り圧力も顕在化して上昇幅をやや縮小し、日経平均株価終値は、前週末比158円66銭高の1万9155円03銭と5日続伸した。東証1部の売買代金は、3兆3144億円と3兆を上回る活況となった。

 日程面では、11月の投資信託概況に注目。海外では、米連邦公開市場委員会(FOMC・14日まで)、中国11月の鉱工業生産・小売売上高・都市部固定資産投資、12月の石油市場月報が焦点となる。(冨田康夫)