<話題の焦点>=ロボ登場で再脚光!? 市場拡大が期待される「セルフレジ」

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 顧客自身がレジを操作して商品の精算を行う「セルフレジ」で技術革新が進んでいる。パナソニック<6752.T>とローソン<2651.T>は12日、次世代型コンビニエンスストアの実験店舗「ローソンパナソニック前店」(大阪府守口市)で業界初となる完全自動セルフレジ機「レジロボ」の実用化に乗り出したと発表。背景には人手不足や業務の複雑化があり、「セルフレジ」市場のさらなる拡大が期待される。

 「レジロボ」は顧客自身でバーコードを読み取らせた商品を専用の「スマートバスケット」に入れ、バスケットごと専用レジに設置するだけで自動的に精算と袋詰めをするシステムだが、足もとでは従来型のセルフレジの導入先も広がっている。スーパーマーケットを中心に、量販店やレンタルビデオ店などにも普及。最近では日本マクドナルドホールディングス<2702.T>やファーストリテイリング<9983.T>グループのジーユーが一部店舗で導入したことが話題となった。

 セルフレジを導入するメリットは、商品精算の待ち時間を短縮できることが挙げられ、店舗側にとっては効率的な人員配置を行えることで人件費の削減につながり、顧客のストレスを軽減することで購入点数を増やす効果なども期待できる。セルフレジには、顧客自身がレジに商品のバーコードを読み取らせて支払いまで行う「フルセルフ型」と、読み取りは店員が行い支払いだけを行う「セミセルフ型」の2種類があり、一般的には「フルセルフ型」を導入する店舗が多いが、最近は顧客の戸惑いが少ないとの理由から「セミセルフ型」も徐々に浸透してきている。セルフレジの普及がさらに進めばレジ本体だけでなく、スキャナーや商品情報を書き込んだICタグなどさまざまな分野での需要増加が見込まれ、関連企業の商機拡大につながりそうだ。

 関連銘柄としては、POSシステムの東芝テック<6588.T>や富士通フロンテック<6945.T>、子会社がPOSシステムを展開するUSEN<4842.T>、バーコードスキャナーやハンディスキャナーを手掛けるオプトエレクトロニクス<6664.T>やIDEC<6652.T>、セルフレジと連動した釣銭機を供給している日本金銭機械<6418.T>や富士電機<6504.T>、ICラベル用にラベル自動印字貼付機などのソリューションを提供するサトーホールディングス<6287.T>などに注目したい。