明日の株式相場見通し=主力株には見送り姿勢、個人の中小型株物色は活発化

836142181

 あす(28日)の東京株式市場は、官公庁や事業会社の多くが仕事納めを迎えるため、市場参加者は一段と減少し、機関投資家の売買比率の高い主力銘柄には見送り姿勢が強まりそうだ。その半面、株価が比較的低位でボラティリティの高い個人投資家好みの中小型株に物色人気が集まる可能性がある。外国為替市場での円相場が1ドル=117円台にとどまり、それ以上円高・ドル安方向に進まない限り、日経平均株価も大幅な下落は避けらそうだ。

 市場関係者からは「中小型株物色活発化を裏付けるように、東証2部指数は心理的フシ目の5000ポイントを超えてからもジリ高歩調が続いている。市場エネルギー不足のなかで、しばらくはこうした流れが続きそうだ」との見方が出ていた。

 27日の東京株式市場は売り買い交錯のなか、日経平均株価は前日終値を挟んでの上下動を繰り返し、結局大引けは小幅ながらプラス圏に浮上した。日経平均株価終値は、前日比6円42銭高の1万9403円06銭と4日ぶり小幅反発。東証1部の売買代金概算は、1兆8354億円と2日連続で2兆円を割り込んだ。

 日程面では、11月の鉱工業生産指数速報値、11月の商業動態統計、26日時点の給油所の石油製品価格に注目。海外では、米11月の中古住宅販売仮契約が焦点になる。(冨田康夫)