東京株式(大引け)=1円安、商い低調で方向感定まらず前日終値近辺で着地

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 28日の東京株式市場は売り買い交錯のなか、日経平均株価は狭いレンジでの往来となった。年末特有の市場参加者不足から売買代金の落ち込みが目立つ。

 大引けの日経平均株価は前日比1円34銭安の1万9401円72銭とわずかながら反落。東証1部の売買高概算は13億1143万株、売買代金概算は1兆5591億1000万円。値上がり銘柄数は1411、対して値下がり銘柄数は474、変わらずは109銘柄だった。

 きょうの東京市場は引き続き方向感の乏しいなかで、日経平均は前日終値を軸としたもみ合いに終始した。前日の欧米株市場は総じて強含み、米国市場ではナスダック指数が過去最高値を更新したものの、影響は限定的で物色意欲は盛り上がらなかった。ドル円相場が1ドル=117円台半ばで推移したこともあって、輸出株などに売り急ぐ動きもみられない。なお、TOPIXは小幅プラス圏で着地している。売買代金は1兆6000億円を下回る薄商いとなり、これはちょうど1年前の15年12月28日以来の低水準となった。

 個別では、キーエンス<6861.T>が高く、ファナック<6954.T>、SMC<6273.T>もしっかり。買収観測が報じられた日立工機<6581.T>が大幅高、タカラバイオ<4974.T>も値を飛ばした。ローツェ<6323.T>、ワイエイシイ<6298.T>が物色人気を博し、イーレックス<9517.T>、クラリオン<6796.T>なども買いを集めた。東京テアトル<9633.T>急動意をみせた。

 半面、東芝<6502.T>はストップ安で売り物を残した。任天堂<7974.T>、キヤノン<7751.T>などが冴えず、花王<4452.T>も軟調。J.フロント リテイリング<3086.T>、すかいらーく<3197.T>が売られたほか、ピーシーデポコーポレーション<7618.T>も安い。東レ<3402.T>の下げも目立った。