【井川純一の今夜も兜町で一杯】命短し飲めよオヤジ

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 今日12月28日(水曜日)の日経平均株価は、1円34銭安の1万9401円72銭と反落というか小動き。東京株式市場は、売り買い交錯のなか小幅ながらマイナス圏で引けました。年末で市場参加者が減少しており積極的に上値を買う動きもみられなかったですねぇ。

 商い薄のなか、物色の中心は短期資金が流入しやすい中小型株でしたが、東京エレクトロン<8035.T>、アドバンテスト<6857.T>など半導体関連が好調継続。26日付の当欄で触れましたが、元気でなによりです。

 今日、目を引いたのがペプチドリーム<4587.T>、タカラバイオ<4974.T>など時価総額上位のバイオベンチャーをはじめ、ナノキャリア<4571.T>、カルナバイオサイエンス<4572.T>、リプロセル<4978.T>などバイオ関連株。世界的な新薬不足を受けて製薬会社との合従連衡などの動きが加速するバイオ関連に再び光が当たった……そんな感じでしょうか。正直、よく分かりません。
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 昨夜は、本当に今日こそ早めに帰宅しようと心に誓っていたのだが、悪友4人組に「顔かせや」とメールが届き、その固い決意はあえなく消え去ることとなった。その悪友ら、飲みだすと「為替相場」について議論をはじめ、杯を重ねるにうちにさらにヒートアップしていく。当方、為替は門外漢で、あまりというか、マジで興味なし。酔えば酔うほど議論白熱。とはいえ答えがない議論の応酬は呑み助の習性で、まったくもってくだらない。最終的には、なにが論点だったのか誰も分からないという時間の無駄遣い。ああ、酒飲みは嫌だねぇ。

 自分で言うのもなんだが、当方酒の飲み方はきれいだ。まぁ、ときたま「私は誰?ここはどこ?」ってな状況に陥ることはあるが、それもほぼ半年に一度くらいしかない。周辺では、恐らくアルコールが大好物で(大酒飲みとも言うが)命を縮めたと思われる先輩が結構いる。そのなかのひとりで、かつて大手新聞社の整理部長を勤め、早期退職後に当方と職場を共にした大先輩の執筆風景は今でも印象に残る。そのころは、まだ原稿用紙に鉛筆で記事を書いていたわけだが、なにせ絵に描いたような、今に言うアルコール依存症で、手の震えが止まらない。が、原稿用紙に向かうと、ぴたりと震えが止まり、流れるように記事を書いていくのである。まさに、名人芸といったところだろうか。

 豪放磊落な先輩で、「新聞は届かなかったら、便所紙にもならない」が口癖だった。社員食堂はあるのだが、昼食時に時々近所の食堂に顔を出すと、この大先輩がよくビールをうまそう飲んでいたっけ。当方と目が合うと、「内緒だぜ」と言わんばかりに「にや」っと笑う。あれから長い年月が経ち、そんな愛すべき先輩も既に鬼籍に入って久しい。

「命短し恋せよ乙女 命短し飲めよオヤジ」。そんな大先輩が口ずさんでいた替え歌を、いま思い出す。
《KC》