明日の株式相場見通し=閑散に売りなしで小動き、方向感に乏しい推移

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 あす(29日)の東京株式市場は、国内投資家が年末年始休暇入りすることから、市場参加者は限定的で、閑散商いのなか方向感に乏しい推移となりそうだ。ただ、外国為替市場の円相場が1ドル=117円台半ばでの推移となっており、売りを出し難い地合いが続いている。

 市場関係者からは「きょうは、12月期末の配当権利落ち日にあたり、日経平均株価の落ち分は約28円だった。落ち分の即日埋めはならなかったものの、東証株価指数(TOPIX)が5日ぶりに小幅反発に転じ、東証1部の値上がり銘柄数が1411に達するなど、実質は比較的堅調な相場だった」との見方が出ていた。

 米国の原子力発電事業に関連して数千億円規模の減損損失が出る可能性があると27日に発表した東芝<6502.T>はストップ安に売り込まれたものの、そのマイナス影響は東芝プラントシステム<1983.T>など一部の関連企業に限られ、全般相場への波及は限定的で、地合いの底堅さを示した。

 28日の東京株式市場は、売り買い交錯のなか日経平均株価は狭いレンジでの往来となった。終値は前日比1円34銭安の1万9401円72銭とわずかながら反落した。年末特有の市場参加者不足から売買代金の落ち込みが目立ち、東証1部の売買代金は1兆5591億円で今年最低となった。

 日程面では、日銀金融政策決定会合の主な意見公表(12月19~20日開催分)に注目。(冨田康夫)