東京株式(大引け)=30円安、売り一巡後は戻り足で5年連続上昇を達成

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 2016年の大納会となった30日の東京株式市場は、売りに押される展開で日経平均株価は1万9000円台を割り込んで始まったが、その後下げ渋り前日比プラス圏で推移する場面もあった。

 大引けの日経平均株価は前日比30円77銭安の1万9114円37銭と3日続落。東証1部の売買高概算は16億6786万株、売買代金概算は1兆7125億3000万円。値上がり銘柄数は1071、対して値下がり銘柄数は768、変わらずは164銘柄だった。

 きょうの東京市場は、前日の欧米株市場が総じて軟調に推移したことや、為替市場で寄り前に仕掛け的な円高局面に遭遇したことなどを受け売り優勢でスタート。しかし売り一巡後は、落ち着きを取り戻した為替動向を横目に戻り足に転じた。後場に入ると、日銀のETF買いの観測や、一部海外投資家による買いの思惑も浮上するなかで、日経平均は小幅ながら高く推移する場面があった。その後、上値を買い進む動きには発展せず、大引けにかけ手仕舞い売りが再び優勢に。結局小幅続落となったが、日経平均は5年連続の上昇となり、年末の株価水準としては1996年以来20年ぶりの高値圏で着地している。

 個別では、東芝<6502.T>が断トツの売買代金を集め急反発。ソフトバンクグループ<9984.T>、キーエンス<6861.T>も堅調、ディー・エヌ・エー<2432.T>もしっかりだった。タカタ<7312.T>が値幅制限いっぱいに買われ、enish<3667.T>、リンクアンドモチベーション<2170.T>も物色人気を集めた。アルテック<9972.T>が活況高、サイバーエージェント<4751.T>も高い。イーレックス<9517.T>も上昇した。

 半面、ファーストリテイリング<9983.T>が軟調、村田製作所<6981.T>、J-POWER<9513.T>、コマツ<6301.T>も売りに押された。アダストリア<2685.T>が急落したほか、東芝プラントシステム<1983.T>の下げも目立つ。日本CMK<6958.T>、太平洋セメント<5233.T>が売られ、DCMホールディングス<3050.T>、オムロン<6645.T>も下落した。