【井川純一の今夜も兜町で一杯】アンタはイラナイ

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 今日1月5日(木曜日)の日経平均株価は73円47銭安の1万9520円69銭と小幅反落。寄り付きはやや買い優勢で始まったのですが、その後は買いが続かず利益確定の売り物に押されました。為替が1ドル=116円台半ばに円高に振れたことで、これが買い手控え要因となった感じです。と、これを書いているうちに、115円台に入ってきています。ただ、下値では押し目買いが厚く下げ幅は限定的でございました。        
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 「日経平均はとりあえず好調だけれど、なんだかねぇ」と、友人の株式ジャーナリスト。手掛かり材料難といおうか、どうも面白くない相場なのである。だからなのかは分からないが、リネットジャパングループ<3556.T>やセグエグループ<3968.T>、グレイステクノロジー<6541.T>など直近IPO銘柄に物色のホコ先が向かっていた。

 あと、目ぼしいところでは、ロックオン<3690.T>、ロゼッタ<6182.T>、データセクション<3905.T>、ブレインパッド<3655.T>、JIG-SAW<3914.T>など人工知能(AI)分野に経営資源を振り向ける中小型株が買われていた。昨年12月30日付(「20年ぶりの高値圏」参照)でも触れたが、全ての道はAIに通ずってなことなのだろうか。

 暮れに、自称「もう少し頑張ればプロの将棋指しになれた」という証券記者のN氏と杯を交す。彼曰く、「人工知能、恐るべし」。ここ、囲碁や将棋で第一線の棋士が人工知能との対局で負けているだけに、強烈な危機感があるらしい。「冗談抜きに、人間は人工知能のしもべになる日も近い」と、肉豆腐を口いっぱいにほおばりながら鬼気迫る表情で語っていた。「人間なんて、いらなくなるのさ。その心は、アンタ(A)はイラナイ(I)」と、自分の駄洒落にご満悦。つまらない洒落だが、ホントにそうなりそうな気もするだけに、笑ってもいられない。まっ、いまでも女房に日々言われているだけに、どうってことないがね。

 さて、昨晩はまだ調子が悪かったが、一晩ぐっすり寝たら熱も引き体調は万全。昨年末から一滴も飲んでいないという快挙達成となったわけだが、そろり酒場の暖簾をくぐりたくなってきた。

 病み上がり 暖簾恋しや 寒の入り……ってな感じだ。
《KC》