「中高年に大ヒット!カップヌードル リッチ開発秘話(2)」日清食品マーケティング部ブランドマネージャーに聞く!<直撃Q&A>

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※(1)から続く

Q3 「売り方」の特徴は?

藤野 テレビCMではなく、あえて新聞や雑誌などの紙媒体に広告を打つようにしました。最近は新商品の広告を新聞に出すということはほとんどなかったのですが、紙媒体のほうがターゲットとなるアクティブシニア層には馴染みがあると考えたからです。

 また、SNSによる広がりも重視しました。アクティブシニア層は、スマートフォンを使うことに抵抗がなく、SNSの利用率も高いことから情報発信力があります。また、コミュニティーのリーダー的な人も多いので、リアルなネットワークもあります。実際に食べて、「おいしい」と思ってもらえれば、必ず口コミで広がるという確信がありました。

 結果としてSNSなどを通じて「おいしい」という口コミが広がったことで、中高年だけでなく幅広い層の人たちに商品を手に取ってもらえたことが、大きなヒットにつながったのだと思います。

Q4 今後のシリーズの予定は?

藤野 日清食品は「100年ブランドカンパニーへの挑戦」をスローガンに、カップヌードル、どん兵衛、日清焼そばU.F.O.などのロングセラーブランドを中心に、さまざまなマーケティング施策に取り組んでいます。

 「カップヌードル リッチ」は、今後も定期的に新しい味を発売する予定で、「フカヒレスープ味」を主軸として、もう一品に話題性のある新商品を投入していこうと思っています。カップヌードルブランドにとって非常に順調だった16年ですが、今後もさらなる販売の拡大を目指しています。

(聞き手・浅野尚仁)

<プロフィール>(ふじの・まこと)
1992年日清食品入社。チルド食品部門で営業に15年間、商品開発に6年間従事した後、インスタントラーメンのマーケティング部へ異動し、ブランドマネージャーに。チキンラーメンなどを経て、2014年からカップヌードルの商品開発、ブランディング、プロモーションを担当。