トランプ政権のドル高牽制発言は、雇用情勢次第?!

トランプ次期大統領の記者会見
いよいよ今晩、トランプ次期大統領の記者会見が開催されます。日本時間12日午前1時からの予定となっています。くれぐれもドタキャンだけは勘弁です。

これまで期待感だけで進んだドル高・株高のトランプラリーですが、いよいよその本質が問われることとなります。市場では間もなくスタートするトランプ政権の中身を見極めたいとその時を待ち構えていますが、ドル高の牽制を行ってくるのは、米国の雇用の悪化が示されてきた時ではないかと個人的に考えております。

と言うのも、これまでのトランプ氏の言動を振り返ってみると、最終的に「雇用の安定」に行き着いておりました。トランプ氏は「公平・不公平」で物事を図る傾向にあり、現在の雇用状況については安定していることから現状のドル高は容認、その雇用状況に鈍化の兆しが見えてきたときに「悪いドル高」との判断に至り、牽制をしてくるのではないかと見ています。
往って来いの展開か?!
それゆえ、今晩の記者会見で今後の金融政策について言及する可能性は低く、市場には失望感が広がるかもしれません。

ただ一方で、今後に期待を抱かせるリップサービスを行う可能性もあり、結果的に「往って来い」の相場展開になるのでは?というのが私の見立てです。
とは言え、ボラティリティが高まることも往々にして考えられますので、単純な往って来いとは様相が異なるかもしれません。

ドル/円エンベロープのチャートを確認すると、昨年の11月9日のトランプラリーの起点時では、13日移動平均線の-3%まで下げ、そこから切り返しの動きとなりました。
その日の一日の高低差は4.69円とかなり大きな値動きとなりました。最新のチャートを確認いただき、事前に考えられるリスクを知っておくことは相場の急変時でも余裕をもって対応することが可能となります。

今回のトランプラリー、相場に乗り遅れてしまった個人投資家も多いかと思います。
押し目を拾うにもどの程度まで値動きが生じる可能性があるのか、エンベロープを利用して確認しておくことも一考ではないでしょうか。

最後になりましたが、「相場に絶対」はありません。くれぐれもご自身の判断で取引を行っていただきますようお伝えをさせていただきます。