東京株式(前引け)=急速な円高などを嫌気して反落

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 12日前引けの日経平均株価は前日比171円91銭安の1万9192円76銭と反落。前場の東証1部の売買高概算は9億3560万株、売買代金概算は1兆498億8000万円。値上がり銘柄数は390、対して値下がり銘柄数は1509、変わらずは105銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は、外国為替市場で急速にドル安・円高が進行し、1ドル=114円台後半まで円が買われたことなどを背景に主力株をはじめ広範囲に売りが優勢となった。注目されたトランプ次期米大統領の記者会見では、経済政策について具体的な言及がなかったことで米長期金利の低下を誘発し、ドル売り円買いの動きに反映された。前日のNYダウが3日ぶり反発に転じたことや、原油市況上昇などはリスクオンの材料ながら反応は限定的で、トランプ氏の保護主義的な政策姿勢に対する警戒感も買い手控えにつながっている。値下がり銘柄数は1500を超え日経平均は一時1万9000円トビ台まで売り込まれる場面があったが、その後は押し目買いに下げ渋っている。

 個別ではトヨタ自動車<7203.T>が軟調、武田薬品工業<4502.T>も売りに押され、ユニー・ファミリーマートホールディングス<8028.T>は急落となった。ディー・エル・イー<3686.T>が大きく値を下げたほか、アステラス製薬<4503.T>、エービーシー・マート<2670.T>なども安い。半面、任天堂<7974.T>がしっかり、東京エレクトロン<8035.T>も堅調。ソースネクスト<4344.T>が大幅高、ブレインパッド<3655.T>も値を飛ばしている。日本カーボン<5302.T>の物色人気が継続、キユーピー<2809.T>も高い。