トランプ氏、経済政策への言及弱く失望のドル売り

中国やメキシコと並んで日本に対しても貿易が不均衡と言及
昨日の海外時間には、トランプ次期米大統領が会見を行いましたが、その中で財政政策や減税についての具体的な言及がなかったことから米長期金利が低下しドル売りが強まりました。

欧州時間、トランプ次期米大統領の会見を前に、全般的にドル買いが優勢となってドル円は116.40円台まで上昇し、ユーロドルは1.0510台まで、ユーロ円も122.00円台まで下落しました。

NY時間にはいると、米長期金利が反落したことから一旦ドル買いは収まりましたが、トランプ次期米大統領の会見が近づくとNYダウなどが上昇する中再び米長期金利が上昇して、ドル買いが強まって、ドル円は116.80円台まで上昇し、ユーロドルは1.0450台まで下落しました。

トランプ次期米大統領の会見が始まりましたが、具体的な財政政策や減税についての言及がなかったことから米長期金利が反落する中ドル売りが優勢となって、ドル円は115.70円台まで下落し、ユーロドルは1.0540付近まで上昇しました。その後米長期金利が反発して一旦ドルが買い戻される場面がありましたが、このドル買いは続かず再びドル売りが優勢となりました。さらにこの日行われた米10年債入札が好調だったことから米長期金利が一段と低下幅を拡大し、ドル売りが優勢となる中円買いが強まって、ドル円は12月上旬以来の114.20円台まで、ユーロ円は121.20円台まで下落し、ユーロドルは1.0620台まで上昇しました。

その後、NY時間引けにかけては、米長期金利がそれまでの下落幅の大部分を消す動きとなったことからドルの買戻しと円の売り戻しが優勢となって、ドル円は115.60円台まで、ユーロ円は122.10円台まで反発し、ユーロドルは1.0560台まで下落しました。

トランプ次期米大統領が、会見の中で中国やメキシコと並んで日本に対しても貿易が不均衡となっている、と述べたことから、東京時間にはいって日経平均が下落して円買いが優勢となっています。

今日の海外時間には、ユーロ圏・11月鉱工業生産、米・12月輸入物価指数、米・新規失業保険申請件数の発表があるほか、欧州中央銀行(ECB)議事要旨の公表、エバンズ・米シカゴ連銀総裁、ハーカー・米フィラデルフィア連銀総裁、ロックハート・米アトランタ連銀総裁、ブラード・米セントルイス連銀総裁の講演が予定されています。