◎14日前引けの概況

前引けの日経平均株価は前日比9円高の8670円と8日ぶりに小反発となった。朝方から売り買いが交錯する中で日経平均株価は前日終値近辺で寄った後も膠着展開となり、手掛かり材料難の中で8600円台後半の狭いレンジでのもみ合いを続けた。前日の米国株市場ではNYダウが続落し、約3カ月ぶりの安値水準に下げていることや、為替市場では対ユーロで1ユーロ=100円台に入るなど円高が進行していることなどを背景に全般買いが手控えられている。しかし下値に対しても底堅い。日経平均は前日まで7カ月ぶりとなる7日続落を記録、景気敏感株を中心に値ごろ感が生じていることに加えて、全体下押す場面では日銀のETF買いなどへの思惑も働いて、一段の安値水準には売り込みにくくなっている。引き続き米国の「財政の崖」問題を前にして米国の議会運営に不安心理が台頭しているほか、欧州ではギリシャへの金融支援を巡り依然不透明感が根強いが、東京市場ではテクニカル面やPBRなど指標面から目先は押し目買いも入りやすい環境にある。個別にはアイフルが急反騰、シャープも大きく買われたほかソフトバンク、NTTなども堅調。三井住友、野村HDなどもしっかり。半面、日立金が大幅安、ファナック、コマツなども軟調。グリー、ディー・エヌ・エーが冴えないほか、THK、日揮なども値を下げた。前場の東証1部売買代金は3533億円と薄商いが継続、値上がり銘柄数は717、値下がり銘柄数は730、前日比変わらずは204だった。