注目銘柄ダイジェスト(前場):資生堂、アスクル、栗田工業など


栗田工<6370>:2825円(+145円)
大幅反発。株式総数400万株(発行済株式総数の3.45%に当たる)、取得価額の総額100億円を上限とする自社株買いの実施を発表している。取得期間は17年3月2日~5月31日としている。高水準での自社株買い実施による需給インパクトなどが期待される格好に。また、一部メディアで「バラスト水」の処理システムを発売したと報じられたことも関心を誘う要因となっているもよう。


アスクル<2678>:3320円(+100円)
変わらずを挟んで反発。「ASKUL Logi PARK 首都圏」(物流センター)で発生した火災に関し、火災保険などから合計46億円強の保険金を受け取る見通しであると発表。火災が発生した建物など資産の帳簿価格は約121億円で、約4割相当の額だ。詳細な情報が発表されたことで不透明感の払拭から短期的なアク抜け感が意識されている。また、2月の月次動向が前年同月比7.2%増となったことも安心感に繋がっているもよう。


ソフトバンクG<9984>:8440円(+78円)
反発。出資先の米国衛星通信ベンチャー企業「ワンウェブ」と米国の同業「インテルサット」の合併で合意したと発表している。ソフトバンクは合併に伴いインテルサットに17億ドル(約1900億円)を出資し、合併新会社の39.9%(議決権ベース)の筆頭株主となる予定で、9月末の合併完了を目指している。新会社は、需要増が見込まれるブロードバンド接続需要などに積極的に対応していくようで期待感が高まる展開に。


資生堂<4911>:3068円(+113円)
反発。「レチノール」という成分にしわ改善効果があることを発見したと発表。同成分には9週間で深いしわを改善する効果が認められたようだ。年内に有効成分を配合した商品を発売するもようで、業績期待が先行する格好に。医薬部外品として発売できるのは、不安定な同成分を長期間安定させる高度な技術や容器を有する同社のみとも伝わっており、同業のポーラオルHD<4927>が売りに押されている。


はてな<3930>:2119円(+199円)
大幅続伸。16年8月-17年1月期(第2四半期累計)決算を発表している。売上高が前年同期比26.1%増の9.09億円、営業利益が同40.1%増の1.95億円で着地した。第1四半期を23.8%営業減益で通過していただけに、上期の大幅な増益はポジティブサプライズとなったようだ。17年7月期の通期業績については、営業利益で前期比0.1%増の2.53億円とする従来予想を据え置いている。


アンジェス<4563>:278円(+13円)
急反発。DNAワクチン技術を応用し、エボラ出血熱対策医薬品として抗血清製剤の開発をカナダ・サスカチュワン大学と進めてきたが、良好な試験結果が得られたと発表している。同社が既に国内で実施した予備的な試験をサスカチュワン大で再実施し、当DNAワクチンの摂取によりウイルスタンパク質に対する高い抗体価を有するウマ血清が製造できることを再確認した。また、当血清が活きたエボラウイルスを中和する働きがあることも確認した。


カナミックN<3939>:6840円(+1000円)
ストップ高で上場来高値更新。総務省が実施する「IoTサービス創出支援事業」に係る委託先候補に選定されたと発表している。介護施設における医療・介護センサデータを効果的に活用することで、介護のサービス向上及び業務効率を高めるモデルを実証する事業となる。医療・福祉分野におけるIoT(モノのインターネット)の普及・促進と医療・介護事業者における生産性の向上に寄与することを目指すという。


セルシード<7776>:642円(+34円)
急反発。「食道再生上皮シート(CLS2702C/D)」について、厚生労働省より再生医療等製品の「先駆け審査指定制度」の対象品目指定を受けたと発表している。一部証券会社によれば、本指定を受けると、臨床試験終了後の承認申請から承認までの期間が通常の1年から半年程度に短縮されることが期待できるという。今回、他にヘリオス<4593>の「MultiStem」や大日住薬<4506>の「他家iPS細胞由来ドパミン神経前駆細胞」が同指定を受けた。

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