東京株式(大引け)=12円高、後場押し目買いにプラス圏に切り返す

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 16日の東京株式市場は、朝方は円高進行を嫌気して売り優勢で始まったが、その後日経平均株価は戻り歩調となり小幅ながらプラス圏に切り返した。

 大引けの日経平均株価は前日比12円76銭高の1万9590円14銭と3日ぶり小反発。東証1部の売買高概算は17億9651万株、売買代金概算は2兆1590億3000万円。値上がり銘柄数は1235、対して値下がり銘柄数は630、変わらずは139銘柄だった。

 きょうの東京市場は、朝方は売りが先行した。前日の米国株市場ではNYダウをはじめ主要指数が高く、原油市況も急反発するなどリスクオンの流れにあったが、為替の円高進行が買い手控えにつながった。注目を集めた米FOMCは事前予想通りFRBが政策金利の0.25%引き上げを決めたものの、年3回の利上げシナリオに変はなく、米長期金利が低下。これを受けて日米の金利差拡大思惑が後退し、ドル売りの動きを誘発した。また、オランダの議会選挙では懸念された極右政党の議席数は伸び悩み、反乱要素には乏しかった。一方、きょうの日銀の金融政策決定会合は注目度が低く、「現状維持」だったこともあって大勢に影響はみられなかった。為替の円高を除けば下値を売り込む材料は見当たらず、売り一巡後は押し目を拾う動きが顕在化して、後場は前日比プラス圏で推移する時間が長かった。

 個別では、ソフトバンクグループ<9984.T>が堅調、任天堂<7974.T>もしっかり。コマツ<6301.T>が買われ、ブイ・テクノロジー<7717.T>も上昇した。M&Aキャピタルパートナーズ<6080.T>が一時ストップ高に買われたほか、KLab<3656.T>、エイチーム<3662.T>も値を飛ばした。ローツェ<6323.T>、日本ケミコン<6997.T>が大幅高、古河電気工業<5801.T>、アルテック<9972.T>、アイスタイル<3660.T>なども高い。

 半面、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>などメガバンクが冴えず、第一生命ホールディングス<8750.T>、T&Dホールディングス<8795.T>なども安い。ファーストリテイリング<9983.T>、良品計画<7453.T>が値を下げ、武田薬品工業<4502.T>も軟調。カルビー<2229.T>、サントリー食品インターナショナル<2587.T>なども下落した。