来週も買い手控えが続きそう トレンドが転換するときの特徴とは?

◆トレンドが変わるには大きな変化が必要
週明け17日(月)の日経平均は、買い手控え継続で売り優勢の想定です。

週末(14日)は米国市場が休場で手がかりが少なかったのですが、ドル円相場は1ドル=108.60円程度の円高となり、日経先物のナイト取引は円高に連動する格好で18260円で終わりました。

15日の北朝鮮の太陽節が警戒されていたのですが、核実験は未確認だったものの、16日にミサイルを発射して失敗したと報道されています。

太陽節のイベントを通過して北朝鮮と米国の緊張が和らいだとは考えられず、むしろ緊張が高まった状況だと考えられます。

今月の25日は朝鮮人民軍の創設85年を控えているため、15日を通過しても25日に向けて挑発行為が行われるとの観測が出ていますから、来週以降も警戒が続くと考えられます。

一方、先週末に騰落レシオが70%割れ(69.07%)で底値圏を示す数字になったものの、日経平均が下げ止まりそうな兆しはまったく見られていません。

騰落レシオは、値上がりと値下がりの「銘柄数の割合」を示す指標で、「値下がりした幅」は関係ない指標です。

一般的に全面安が続くような展開だと値下がり幅も大きくなるのですが、今回は値下がり幅がそれほど大きくないのが特徴的です。

騰落レシオが70%割れになったにもかかわらず、日経平均は高値からまだ10%も下がっていません。

「谷深ければ山高し」といわれるように、急落すれば短期で値幅を伴った反発も考えられるので、リバウンド狙いの買いも入りやすいと考えられます。

しかし、今回の日経平均の下がり方は、5日線に沿ってゆっくりと下がっているのが特徴的なため、リバウンド狙いで買いたくなる動きではないと思われます。

騰落レシオの数字から底値圏ではあると思いますが、変化がないと動く投資家は少なそうです。

したがって、だいたい底値圏にはなってきたので、あとは大きな変化が出るのを待つ段階だと思われます。

なぜなら、トレンドが変化するときは、トレンドの方向に行き過ぎるか、トレンド中に逆行した以上の反動が起きるかのいずれかだと考えられるためです。

下降トレンド中に行き過ぎた下げになればセリング・クライマックス、ダラダラした下落から大きな上昇になれば、トレンド転換の初動と考えられます。

トレンドに関係なく、底値で買って上がるまで待つという考え方もあると思いますが、トレンドに従った方が良いと考えていますので、今は変化をじっと待つしかないという結論になります。