明日の株式相場見通し=強弱感対立するなか高値圏で小動き、買い意欲は継続

1a425a172

 あす(16日)の東京株式市場は、きょう寄り付き直後に前週末比140円超の下落幅でスタートした日経平均株価が、その後の押し目買いによって徐々に下げ幅を縮小する力強い推移となった地合いを引き継ぎ、堅調な推移となりそうだ。ただ、日経平均株価が2万円に接近してくると、改めて利益確定の売りが膨らむ可能性もあり、小幅高でのもみあい商状となりそうだ。

 市場関係者からは「日経平均株価の1株利益は前週末で1316円に達し、PERを16倍として試算した株価は2万1056円と2万1000円を超えてきた。この業績面での裏づけが、きょうの下落幅を縮めてその日の高値で引ける買いの力強さの背景にある。ただ一方で、東証1部の騰落レシオ25日移動平均は132.4%(15日終値)と、過熱ぎみとされる120%を超えており、いつ調整が訪れても不思議ではないことも確か」との見方が出ていた。

 15日の東京株式市場は、前週末のNYダウが軟調だったことや、足もと為替が円高方向に振れたことで売り優勢の展開。しかし、寄り後は下げ渋る展開となった。日経平均株価終値は、前週末比14円05銭安の1万9869円85銭と小幅ながら続落した。

 日程面では、3月の第3次産業活動指数、4月の投信概況に注目。海外では、米4月の鉱工業生産・設備稼働率、米4月の住宅着工・完工件数、欧州4月の新車販売が焦点となる。(冨田康夫)