東京株式(大引け)=104円安、円高進行受け利益確定売り優勢に

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 17日の東京株式市場は売り優勢の展開となり、日経平均株価は為替の円高進行を横目に1万9800円台を割り込む場面があった。

 大引けの日経平均株価は前日比104円94銭安の1万9814円88銭と反落。東証1部の売買高概算は19億6447万株、売買代金概算は2兆4927億9000万円。値上がり銘柄数は630、対して値下がり銘柄数は1287、変わらずは98銘柄だった。

 きょうの東京市場は、取引時間中に外国為替市場で1ドル=112円台前半まで円高が進行、これが投資家心理を悪化させ利益確定売りを誘発した。東証1部の騰落レシオは前日時点で145%台まで上昇、目先過熱感が強まっていたことで、主力株中心に広範囲に売りがかさんだ。トランプ米大統領のロシアへの機密情報漏洩疑惑がトランプ政策に対する先行き不透明感につながり、相場の重荷となっている。米長期金利低下を背景に東京市場でも保険株をはじめ金融セクターが値を下げたほか、原油市況が時間外で軟化したことを受け石油関連株も安い。一方、食料品や電力ガスなどの内需のディフェンシブセクターに海外投資家などの買いが観測され、全体地合いを支えた。

 個別では、トヨタ自動車<7203.T>が軟調、ファーストリテイリング<9983.T>、電通<4324.T>も値を下げた。旭ダイヤモンド工業<6140.T>、ディー・エル・イー<3686.T>が急落、コスモエネルギーホールディングス<5021.T>も大幅安。ルネサスエレクトロニクス<6723.T>、参天製薬<4536.T>などの下げも目立った。第一生命ホールディングス<8750.T>、T&Dホールディングス<8795.T>など生保株も安い。

 半面、任天堂<7974.T>がきょうも売買代金トップで高く、エムアップ<3661.T>は大幅高で13連騰と気を吐いた。東京エレクトロン<8035.T>、ブイ・テクノロジー<7717.T>なども買われた。武田薬品工業<4502.T>が買い優勢、住友化学<4005.T>も上昇した。ジーンズメイト<7448.T>は一時連日のストップ高に買われ、ヨコオ<6800.T>、山一電機<6941.T>なども急伸。