◎16日前引けの概況

前引けの日経平均株価は前日比166円高の8995円と3日続伸し、前引け近くに9000円大台を回復するなど上昇基調が加速。衆院解散を前に総選挙で自民党が比較第一党になる可能性が高いとみられる中で、新政権下での金融緩和圧力の高まりなどを背景に全般底上げムードが強まっている。前日の欧米株市場は総じて軟調で、米国株市場ではNYダウが約4カ月半ぶりの安値水準に落ち込むなど低調だが、相対的に出遅れ感の強かった東京市場は為替の円安進行などを追い風に主力株を中心に広範囲に買いを集める展開となった。野田佳彦首相はきょう午後、衆院解散に踏み切る見通しで、安倍自民党総裁の発言に一段と市場は反応しやすくなっており、金融緩和を底流テーマとした関連株の物色が旺盛だ。個別には売買代金上位の主力株がほぼ全面高様相。トヨタ、日産自、ホンダなどの自動車株が値を飛ばしたほか、三井住友、三菱UFJなどメガバンクや野村HDなど証券株も買い物を集めている。キヤノン、パナソニック、ダイキンなども高く、三菱地所、三井不動産など大手不動産株も堅調。ランドビジネスは連日のストップ高。半面グリー、ディーエヌエーが軟調、ローソン、キリンHDなども値を下げた。前場の売買代金概算は7035億円。値上がり銘柄数は1077、値下がり銘柄数は448、前日比変わらずは140だった。