テールリスクの後退とユーロ円の上昇

テールリスクの後退とユーロ円の上昇
先月より、為替市場ではユーロの反発が明白になってきました。
これはユーロを取り巻く環境が次第に好転していることに起因しています。

ドイツのメルケル首相は9日にアテネを訪問し、ギリシャのサマラス首相と会談。
そしてドイツのショイブレ財務相は、「真の財政統合」が必要だとの認識を示します。
先週は問題解決に向けてドイツが活発な動きをしているのが目立ちました。

加えて、ムーディーズがスペインの格付けを現行のままで維持すると発表したことも、ユーロのポジティブ要因。

市場では、依然としてスペインの救済支援要請が遅れていることが懸念されていますが、スペイン国債は悪材料にはあまり大きな反応をしなくなってきました。

スペイン国債の沈静化により、テールリスクが後退。
為替市場では、ユーロの買い戻しが活発化。
まずユーロドルが1.30台を回復、加えて前回ご紹介したEURAUDの急騰、そして先週から対円であるユーロ円の上昇が顕著になってきました。

ユーロ円の上昇の背景には、今月30日に予定されている日銀による追加金融緩和に対する期待感が高まってこともその要因のひとつ。

ユーロ円は6日連続で上昇した後、先週の金曜日に米株が下落したことでいったん調整。
しかし、今週に入ると、再び上値を更新し、本日は一時104.44円まで急騰しています。

ユーロ円は今月すでに4円強上昇していますので、調整局面は想定されるものの、基調はUPTREND.

上値のめどは105円。
中期的には108円を目指す展開が濃厚ではないでしょうか?