各国株価下落でリスク回避の動き

スペイン債利回りは上昇
昨日の海外時間には、スペイン国債利回りが上昇したことや、各国株価が下落したことからリスク回避の動きが強まって、ドルと円が買われ、クロス円が下落しました。一方ドル円は、クロス円の動きにつれて上下したものの、非常に狭いレンジ内の動きが続きました。

欧州時間序盤、東京時間早朝に格付大手ムーディーズがスペイン地方政府を格下げしたことを受けてスペイン国債利回りが上昇したことからリスク回避の動きが強まって、ユーロドルは1.3020付近まで、ユーロ円は103.80円台まで、ドル円も79.70円付近まで下落しました。その後スペイン短期国債入札が好調だったことから利回りが反落したことでユーロも買戻しが強まってユーロドルは1.3040付近まで、ユーロ円は104.20円付近まで、ドル円も79.90円台まで反発しました。しかし再びスペイン国債利回りが上昇に転ずるとリスク回避の動きが強まって、ユーロ売りが強まりました。さらにNYタイムズ紙が「バーナンキFRB議長は「オバマ大統領が勝利したとしても、3期目の議長職に立候補するつもりはない」と述べた」と報じたこともリスク回避の動きを強めて、ユーロドルは1.3000付近まで、ユーロ円は103.70円台まで、ドル円は79.80円台まで下落しました。

NY時間にはいって、スペイン政府が「銀行支援によって2012年の赤字は対GDP比で7.3%まで拡大するだろう」としたことからスペイン国債利回りが上昇しユーロ売りが強まって、ユーロドルは1.2950台まで、ユーロ円は103.40円台まで、ドル円も79.70円台まで下落しました。その後政策金利据え置きを発表したカナダ中銀が予想外に「より高い金利が必要になる見通し」などとタカ派的な声明を出したことからカナダ・ドルが急騰し、(米)ドル売りが強まったことからユーロドルも下げ止まりました。
しかし下落して取り引きを開始したNYダウが、一段安となったことや、ギリシャ民主左派のクベリス党首が「トロイカの労働に対する要求は受け入れられない」と述べたこともあって再びリスク回避の動きが強まって、ユーロドルは1.2950付近まで、ユーロ円は103.20円台まで、ドル円は79.70円付近まで下落幅を拡大しました。

NY時間午後にはいって、各国株価がやや買い戻されたことなどから、為替市場でも買戻しの動きが強まって、ユーロドルは1.2980台まで、ユーロ円は103.70円台まで、ドル円は79.90円台まで上昇しました。

今日の海外時間には、米FOMCが開催され政策金利などが発表されますが、前回のFOMCでQE3を決定したばかりということから今日は現状維持の見込みです。また独/ユーロ圏・10月製造業/サービス業PMI、独・10月IFO景況指数、米・9月新築住宅販売件数の発表のほか、ドラギ・ECB総裁の講演が予定されています。