昨日とは逆に“リスク回避の継続性”がポイント

スペインの5州格付け引き下げ-ユーロ売り
※ご注意:予想期間は10月25日と表示されていますが、本日(24日)の東京・ロンドン・NY市場の値動きを想定した記述となります。

 昨日のマーケットは、これまでのリスク選好姿勢にブレーキがかかる展開となりました。

 米格付大手・ムーディーズがスペインの5州の格付けを引き下げたことを背景に、欧州債務問題への警戒感が再び高まりました。スペイン国債利回りが上昇(債券価格は下落)し、欧州株式も下落したことから、ユーロには売り圧力がかかりました。こうしてユーロ円は103円前半まで一時下落し、そしてユーロドルは1週間ぶりに1.30ドルの大台を割り込みました。

一時80円台を回復ードル円
 一方でドル円は、およそ3ヶ月ぶりに80円の大台回復を東京タイム序盤に示現しました。しかしながら80.00-20円に展開していた国内輸出筋と見られる分厚いドル売りオーダーに行く手を阻まれ、その後は利益確定の円買い戻しが優勢となりました。前記したリスク選好の後退も、円買い戻しの後押しとなっ感があります。もっともドル円は逃避通貨同士のペアであることから、比較的下値もしっかりしています。また翌日にFOMC(米連邦公開市場委員会)を控えるスケジュール感も、下値を支える形で機能したと見られるところです。

昨日とは逆に“リスク回避の継続性”がポイント
 こうした中で本日の展開ですが、昨日とは逆に“リスク回避の継続性”がポイントと見られるところです。

 今回のスペイン5州の格下げがリスク回避をもたらすキッカケとなったわけですが、これを背景にどこまでリスク回避が高まるかといえば、少々微妙なところでもあります。本日は欧製造業/サービス業のPMI(購買担当者景況指数)独IFO企業景況感指数が予定されていますので、まずはこの結果を見てからと考えるのが自然なところです。スペイン・ギリシャの債務問題について大きな動きが見られない限り、東京タイム(欧州タイム序盤含む)は静かな展開と考えておいたほうがいいかもしれませんね。