FOMCでは特段の材料なし

ギリシャ関連ニュースでユーロは右往左往
昨日の海外時間には、ギリシャの目標達成期限に関する報道でユーロが上下しましたが、結局正式な発表はありませんでした。一方米FOMCでは、大方の予想通り特段の変更がなかった為、市場への影響は非常に限られたものになりました。

欧州時間序盤、発表された独・10月製造業/サービス業PMIが予想を下回ったことからリスク回避の動きとなり各国株価が下落し、ユーロ売りが強まって、ユーロドルは1.2950台まで、ユーロ円は103.30円台まで、ドル円は79.70円台まで下落しました。続いて発表された独・10月IFO景況指数も予想を下回ったことから、さらにユーロ売りが強まって、ユーロドルは1.2920台まで、ユーロ円は103.00付近まで、ドル円も79.70円付近まで下落幅を拡大しました。その後、上昇していたスペイン債利回りが軟化したこともあって株価は反転したものの、ユーロは安値圏の取引が続きましたが、ギリシャ財務相が「対ギリシャの支援条件で目標達成の期限は延長された」としたことから、ユーロの買戻しが強まって、ユーロドルは1.2950台まで、ユーロ円は103.50円付近まで、ドル円も79.80円台まで上昇しました。

NY時間にはいって、独政府報道官が「ギリシャ財務相が目標達成の期限は延長された」と述べたことに“根拠がない”」と述べたことからユーロ売りが強まって、ユーロドルは1.2940付近まで、ユーロ円は103.20円台まで反落しました。しかし、オーストリア中銀総裁が「政策金利を変動させる必要はないだろう」と述べたことから下げ止まったユーロは、ギリシャ財務相が「緊縮策についてのトロイカとの協議は広い範囲で完了しつつある」と述べたことから買戻しが優勢となって、さらにトロイカとギリシャの合意文書草案として「対ギリシャの支援条件で目標達成の期限は2年間延長される」と報じられたことからユーロドルは1.2980台まで、ユーロ円は103.60円台まで上昇しました。しかし、独財務省報道官が「ギリシャに関する決定を下すのに必要なトロイカからのレポートは受け取っていない」とし、ショイブレ独財務相が「ギリシャの目標達成期限が2年延長されたか確認できていない」と述べ、ドラギECB総裁も「ギリシャに関するトロイカレポートはまだ終わっていない」と述べたことからユーロ売りが強まって、ユーロドルは1.2940付近まで、ユーロ円は103.30円付近まで下落しました。

NY時間午後にはいってからは株式市場は軟調な取引となりましたが、ショイブレ独財務相が「欧州は正しい軌道に乗っている」と述べたことや、IMFがポルトガルへの約15億ユーロの支払いを承認したことなどからユーロは堅調に推移し、ユーロドルは1.2970台まで、ユーロ円は103.50円台まで上昇しました。なおこの日開催された米FOMCでは、予想通り金融政策は据え置かれ、会合後に発表された声明への変更も非常に限られたものになっていたため、市場への影響は限られたものになりました。この間ドル円は79.80円を中心とした、極めて狭いレンジ内の取引が続きました。

今日の東京時間にはいってから、NY時間の報道で「26日に閣議決定する緊急経済対策の規模を4000億円超で検討している」とされたことなどから日経平均株価やNYダウ先物が上昇し、リスク選好の動きでドル円は80.00円付近まで、ユーロドルは1.2980台まで、ユーロ円は103.80円台まで上昇しました。

今日の海外時間には英・第3四半期GDP、米・9月耐久財受注、米・新規失業保険申請件数、米・9月中古住宅販売保留指数の発表が予定されています。