ドル円約4ヶ月ぶりの水準まで上昇

ギリシャ懸念強まって、ユーロ売り強まる
昨日の海外時間には、日銀の追加緩和に関する報道から円売りが強まって、ドル円は約4ヶ月ぶりの水準まで上昇しました。一方、各国株価の上昇などから一旦買いが強まったユーロは、ギリシャ懸念が強まったことなどから反落しました。

欧州時間序盤、東京時間午後に日経平均が上昇した流れを引き継いで各国株価が堅調に推移する中、スペイン国債利回りが低下したこともあってリスク選好の動きでユーロ買いが強まりました。発表された英・第3四半期GDPが予想よりも強い結果となって一段とリスク選好の動きが強まって、ユーロドルは1.3020台まで、ユーロ円は104.40円台まで、ドル円は80.20円付近まで上昇しました。しかし、スペイン国債利回りがやや反発をし、株価が上げ渋る展開となるとリスク選好の動きが後退し、ギリシャ財務相が過労で倒れたと報じられたこともあってユーロ売りが強まり、ユーロドルは1.2990台まで、ユーロ円は104.10円付近まで反落しました。

NY時間にはいって、発表された米・9月耐久財受注と米・新規失業保険申請件数が予想よりも良い結果だったことからNYダウ先物が上昇し、米長期金利がやや上昇したことからドル買いが強まって、ユーロドルは1.2960台まで下落しました。一方ドル円は「日銀は30日の金融政策決定会合で国債などの資産買入等の基金の規模を10兆円以上積み増す公算がある」と報じられたことも手伝って円売りが強まったことから80.30円台まで上昇し、ユーロ円も104.30円付近まで上昇しました。しかし続いて発表された米・9月中古住宅販売保留指数が予想を大きく下回る結果となったことからリスク選好の動きが後退しNYダウや米長期金利が低下し、ユーロドル、ドル円、ユーロ円がじり安となりました。
さらに格付け大手・フィッチが米国債を格下げするとの噂が広まると、リスク回避の動きとなってNYダウが急低下し、ユーロ売りが強まってユーロドルは1.2940台まで、ユーロ円は103.50円付近まで、ドル円も79.90円台まで急落しました。しかしフィッチが「米国の格付けの変更は2013年までない公算」と発表したことからこの動きは収まりました。

NY時間午後にはいって、スペイン政府が「地方救済基金からのバレンシア・アンダルシア州支援を承認」と発表したことから、ユーロがやや買い戻される場面がありましたが、格付け大手S&Pが複数のフランスの銀行の格下げなどを発表したことからユーロ売りが強まりました。さらに英FT紙が「ギリシャ議会はギリシャ民主左派の反対などで支援条件に合意することが出来なかった」と報じたことから、ユーロは一段安となって、ユーロドルは1.2920台まで下落しました。一方NYダウや米長期金利が反発したことからドル円は再度買われ、80.30円台まで上昇しました。

今日の東京時間にはいってから、早朝に発表されたアップルの決算が予想ほど良くなかったことから、NYダウ先物や日経平均が下落していることを受けて、リスク回避の動きが強まってユーロドル、ドル円、ユーロ円とも下落しています。

今日の海外時間には独・11月GFK消費者信頼感調査、スイス・10月KOFスイス先行指数、米・第3四半期GDP、米・第3四半期個人消費、米・第3四半期GDP価格指数、米・第3四半期コアPCE、米・10月ミシガン大学消費者信頼感指数の発表のほか、プラート・ECB理事の講演が予定されています。