日銀追加緩和期待でドル円は底堅い動き

ユーロはもみ合い続く
昨日の海外時間には、スペイン支援し対する期待感が強まってユーロが買われる場面もありましたが、ハリケーンの影響で、米経済に大規模な影響が出るのではとの懸念でユーロはいり戻されました。また本日行われる日銀金融政策決定会合で追加緩和が決定されるとの期待でドル円は底堅い動きが続きました。

欧州時間序盤、発表された複数の経済指標が弱いものだったことなどから欧州各国株価が下落し、スペインなどの国債利回りが上昇したことからユーロ売りが強まって、ユーロドルは1.2880台まで、ユーロ円は102.50円台まで、ドル円も79.50円台まで下落しました。株価の下落が小休止となると、一旦買戻しが強まって、ユーロドルは1.2910台まで、ユーロ円は102.90円付近まで反発しました。しかし株価が再び下落する中、独政府報道官が「ギリシャの新たな債務再編はドイツの財政法に違反する為、ギリシャの債務再編に反対する」と述べたことからユーロ売りも強まって、ユーロドルは1.2890台まで、ユーロ円は102.50円台まで下落しました。

NY時間にはいると、ハリケーン接近の影響で株式取り引きなどが臨時休場となる中、それまでのレンジ内の動きが続きました。その後欧州株が買戻し優勢となって上昇を始めたことから、ユーロなども買いが強まりました。さらにユンケル・ユーログループ議長が「11月8日に、追加のユーログループ会議を設定する」「11月12日の財務相会合でギリシャに関する決定がなされると予想」と述べたことや、スペイン首相が「スペインとイタリアはユーロ防衛のために必要なことを実施する」と述べ、イタリア首相が「イタリアは欧州の救済基金を活用する必要ない」と述べたこともあって株買い、ユーロ買いが一段と強まり、ユーロドルは1.2910台まで、ユーロ円は102.80円台まで上昇しました。その後スペイン首相が「スペインにとってそれが最良と考えた時に救済を求める」と述べたことから一時ユーロ売りが強まる場面もありましたが、「スペインは国民の利益になると見なされる場合は、支援策を要請へ」と述べたことなどから再びユーロ買いが強まって、ユーロドルは1.2920台まで、ユーロ円は103.00円台まで、ドル円も79.70円台まで上昇しました。しかしこの水準で、欧州投資家筋から大口のユーロ売りが入ったことや、ハリケーンの影響が広範囲に及び、大きな経済的損失が出るのではとの懸念が強まったこともあって、ユーロドルは1.2880台まで、ユーロ円は102.80円台まで下落しました。
一方ドル円は、日経新聞が「日銀は30日の金融政策決定会合で、追加の金融緩和策を協議する。国債などの資産買い入れ基金の10兆円拡大を軸に、具体的な緩和手法を詰める」と報じたこともあって底堅い値動きとなりました。

今日の海外時間にはスペイン・第3四半期GDP、独・10月雇用統計、ユーロ圏・10月業況判断指数、米・8月S&P/ケースシラー住宅価格指数の発表のほか、ドラギ・ECB総裁、ロウ・豪中銀副総裁の講演が予定されています。