来週(19~22日)の株式相場展望=9000円固めの動き、外為相場にらみの展開

 来週(19~22日)の東京株式市場は、前週(12~16日)後半の大幅反発の後を受けて、利益確定の売りが出やすい投資マインドが予想されるものの、外国為替市場での円安・ドル高傾向が続くようであれば、日経平均株価9000台固めから一段高の可能性もありそうだ。日経平均株価の想定レンジは8800~9200円とする。
 前週は14日に、野田佳彦首相が安倍晋三自民党総裁との党首討論の席上で、突然16日に衆議院を解散すると発言したことから、総選挙後の「自民党政権復帰」を先取りする思惑的な動きから、安倍総裁の金融緩和志向を反映し、外国為替市場での円安が継続し、 
一時1ドル=80円台後半と約6カ月半ぶり安値をつけた。これを好感して日経平均株価は一段高に買われ、金利敏感の不動産、金融、鉄鋼や、公共投資の活発化期待から建設関連銘柄などへ物色が広がりをみせた。
 来週日程面では、19~20日に日銀金融政策決定会合が開催されるが、前回11兆円の資産買い入れ基金増額など追加的な金融緩和策を実施したことから、今回は「現状維持」の可能性が高い。海外では、ASEAN首脳会議(カンボジア~20日)、オバマ米大統領が出席予定の東アジアサミット(カンボジア)、22~23日開催のEU首脳会議が注目される。物色は、引き続き内需系の金利敏感セクターが中心となりそうだ。